2005年12月23日

★2005年12月第4週

[12月25日 自転車にとっての強敵は強風と路面凍結]
(1)博物館便り

今年最後の毎週日記になりました。この一年多くの事があり、博物館の毎週のような催しをなんとか無事に終了できた事に感謝です。
印象に残る事業としては、
@夏休みこども絵画コンクールの応募作品が25 , 000点を越えた事。
A経済産業省のキャリア教育プロジェクトに協力して「こんな自転車欲しかってん」に積極的に関わり、子供達のすばらしい発表を聞けた事。
B堺の自転車のまちづくりは定例行事が可能な程、少しづつ形として出来てきたことなどです。
C個人的には、「大人のための自転車入門」を日経新聞社から、私の初めての著書として出せた事。
Dまた個人的ロードレース活動で、ツールドおきなわで120kmに初挑戦しましたが、沖縄での初の DNF (制限時間オーバーで失格)になってしまった事。
などです。少しの達成感と多くの来年への課題を残して2005年は終ろうとしています。皆さんの2005年はいかがでしたか?
私の大きな夢はすぐには実現できませんが、ほんの少しの実現可能な目標を持ち、努力を重ねる事で充実感が得られます。たとえ失敗してもその失敗を反省し考えれば、次のステップが見えてくると思うのです。
(2)通勤サイクリング便り
日本全体が寒波に振り回された一週間ですね。
22日は雪と強風の吹く中を走りました。自転車走行にとって一番の大敵は雨や雪ではなく、路面の凍結と強風というのを思い知らされました。
幸い転倒する事も事故にも合いませんでしたが、恐い思いをしました。駐車中の大型トラックを追い抜いた途端に突風が吹いてハンドルが振られ、少しとばされたようです。ふんばったら SPD シューズのビンディングが外れました。幸い車もいなかったので事故には至りませんでしたが、ヒヤリとしました。
凍結は路の左側の水溜りなどにあります。この氷の上に乗り、前輪がスリップすると転倒します。前を注視し、低速で走りました。特に橋の上などは凍結しやすいので注意が必要です。
ロードかマウンテンバイクかどちらが強いかといえば、マウンテンバイクの方が路面との接地面積が大きいので、スリップしにくいと思います。
その日は、私はロードバイクでしたので、少しですが空気圧を下げて接地面積を少し増すようにして走りました。
来週は2006年1月1日が日曜ですので、この日記は休みます。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。  (中村博司)

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2005年12月17日

★2005年12月第3週 

[12月18日 フリースのマスクは本当に有効です。]
(1)博物館便り
厳密に言うと博物館の活動ではないが、地元の堺において転車のまちづくりの活動に力を入れている。
自転車の魅力を発信し、多くの方に自転車ライフを提案するのが当館の使命である。しかし現実には日本の街は自転車が安全快適に走れる環境にあるとはいえない。駐輪場や自転車レーンの整備が必要だ。さらに乗車マナーの向上も必要だ。
こうした活動を推進してもらいたいと、シマノが堺市にシマノ創立80周年で、2億円を寄付して平成15年1月から「堺自転車環境共生まちづくり企画運営委員会」が立ち上がり、私は副委員長として活動している。 議論を重ね、16年3月に基本計画書が完成した。
16年度は国交省の社会実験を申請し、17年3月に実施した。その社会実験を行うために、広く堺市民に協力を呼びかけ、市民協力員が中心となって
(1)公共交通と自転車の連携(路面電車への自転車持込実験)
(2)市民参加型「安全快適な自転車走行ルート」チェック
(3)駅周辺地区における「自転車と歩行者の物理的分離の実験」
を行った。
その後、基本計画書を実現するため、市民協力員を中心として「堺自転車まちづくり・市民の会」として活動している。 毎月20日を自転車デーとして、午後1時から3時まで堺東にある堺市役所前ひろばで (1)マナーアップの呼びかけ  (2)自転車無料点検サポート  (3)アンケート協力依頼  (4)市内自転車散歩  を実施する。こうした活動を続けて、自転車を活用したまちづくりを実現したいと考えている。
(2)通勤サイクリング便り
先週末は堺市の海とのふれあい広場で全日本シクロクロス選手権が行われ、お手伝いしてきた。実際にはスタッフも充実していたので、私はもっぱら久しぶりに見る、シクロクロスレースや機材を勉強させてもらった。
シクロクロスレーサーは基本的にドロップハンドルのレーサーで、タイヤは700×30Cくらいを装着。泥道がレースに組込まれる事が多いのでカンチレバーブレーキ仕様が多い。 自転車通勤や自転車散歩として少々の未舗装道でも安心して使えるようだ。
1台あってもいいなと悪い虫が騒ぎ出しかけたが、泥道を走る事は私の使い方にはないので、保有しているロードバイクにシクロクロスタイヤをつけるだけでも同じだと自分に言い聞かせた。
寒波が長く続いています。皆さん体力保持に努め、頑張って走りましょう。 風邪対策は防寒も大事ですが、睡眠と、しっかりした食事が大事です。また帰宅したら、手洗いとうがいを忘れずに。
今週末はさらに寒波が強くなるようです。フリースのマスクは本当に有効です。是非お試しあれ。  (中村博司)
05.12-3 






シクロクロスの様子


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2005年12月11日

★2005年12月第2週

[12月11日 冬将軍の登場]
(1)博物館便り

9月の第2週でお知らせした経済産業省が支援する、「地域自立・民間活用型キャリア教育プロジェクト」が9月にスタートしてほぼ終了した。発表会が堺市立の小学校で行われた。
5年生と6年生、約100人が8つのチームを作り、「こんな自転車欲しかってん」というテーマでそれぞれのアイデアをまとめて発表が行われた。商品化の可能性を除けば、それは本当に素晴しい発表だった。
発表は「パワーポイント」というプレゼンテーション用ソフトで作り、講堂の大スクリーンに大きく映し出され、各チームは6枚の資料を作っていた。子供達は大人へのアンケートやインターネットで市場調査を行い、必要な機能を絞り込み、内容とイラストの製作やパワーポイント操作、発表者等平等に仕事を分担して1つの発表にまとめあげていた。
子供達は大きな事をなしとげた達成感と充実感にあふれ、マイクを持って堂々と発表し、他のチームの質問にも回答していた。約100人の小学生と大人約30人位が見守る中でプレゼンテーターはマイクを持って聞いている人にわかりやすく説明してくれた。これは大人もそう出来る事ではない。先生方も子供達がこのプロジェクトを進める中で、大きく成長して行くのがわかったとお話されていた。 私は一応審査委員長として全体の講評などを担当した。
子供達が一生懸命自転車を見つめ、考え、未来の自転車を提案してくれた事に感動し、子供達に心から「ありがとうございました」という言葉を贈った。
またこのプロジェクトを担当した南大阪大学コンソーシアムの方が用意してくれたTシャツ2枚にシマノの広報室のメンバー2人と私の3人で、こんな人になってほしいというメッセージを書き込んで贈った。それぞれのクラスに貼ってくれるとの事だ。
(2)通勤サイクリング便り
12月第一週に「秋でも冬でもない季節」と書いたとたんに冬がやってきた。
耳あてのついた帽子を被り、円筒状のフリースのマフラーを着用して走ることになった。さらに朝は強い北風が吹き、南の方向から博物館へ向って走る私にとって少々ガマンを求められる季節になったわけだ。しかし逆に考えれば仕事に疲れ、日が暮れた夜道をハブダイナモの光に頼って走る私にとって北国は追風となって素晴しい贈り物に思えるのだ。
うれしい事にハブダイナモを組込んだ700cのホイールがシマノから発表され、早速モニターとして使わせてもらった。このホイールについてはまた報告したい。
執筆のための資料調べで活字を読む機会は多い。しかしなかなか本を読むことはないのだが、最近2冊本を読んだ。ツールドおきなわの帰りに那覇空港で時間があり、書店をのぞいたら「青葉台駅チャリンコ 2分」の表紙が目に入り、早速購入して飛行機の中でずっと読んで、家に帰ってからも読むのがやめられなかった。素直に面白く痛快だった。早稲田自転車部、サイクルスポーツ誌と私もお付き合いが深く、知った面々が次から次に登場するので、その関係もあったが一気に読んでしまった。
自転車の面白さ、素晴しさを伝えるのはマニュアル本ではなく、こうした小説が本当は適切なツールではないかと教えられた気がした。また筆者のお店へ行こうと思った。
もう一冊は疋田 智氏の続・日本史の旅は自転車に限る!「天下を獲り損ねた男たち」である。
私も日本史は大好きである。一応博物館学芸員の資格を持つ身でもあるが、高校生の時代から得意科目でもあった。しかし私の自信を打ち砕く内容の深い洞察力のある文章に私は脱帽である。
一般的、観念的な常識としての歴史を次々と新しい解釈で書き直す試みを、自転車で現地をみて、体で確かめる手法はさすがである。
私にとってツールドおきなわでレースに血道をあげる時を過ごすのは今しか出来ないし、やめようとも思わない。しかし時間をゆっくりとって、沖縄のやんばるや今帰仁城など歴史探索の旅に出たい欲求にかられた。  (中村博司)

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2005年12月04日

★2005年12月第1週 

12月4日 秋でも冬でもない季節]
(1)博物館便り

晩秋の11月も終了し、一年締めくくりの12月が来た。
年間スケジュールもほぼ終了に近づき、私の趣味的レース活動もツールドおきなわをもって終了した。
ということで来年に向けて始動を始めた。4月1日から始める特別展は仮称「外装変速機の歴史」をすすめている。
自転車の原型は19世紀に完成しているが、20世紀ではより速く、より安全で快適に走行したいと言う願いは、自転車というものづくりの現場で脈々と続けられてきた。変速機は人の脚力を有効に自転車の走行に役立てるため考えられたシステムだ。外装変速機は用意された多くのギアにチェンを掛け変えるだけの単純な仕組みだ。ただし、単純なだけに実にさまざまな形の外装変速機が生まれ、そして消え去っていた。
もう忘れられ、こんなものがあったのかと、アッと驚く外装変速機を搭載した古い自転車から最新型まで14台の完成車で見せたいと考えている。
内容については展示車が固まり次第、順次お知らせしたいと思いますのでお楽しみに!
(2)通勤サイクリング便り
まだ関西に本格的な冬は来ず、まずは快適に毎日走っている。ただウィンドブレーカーにベストのウィンドブレーカを重ねて走っている。
このベストは背中全体がメッシュになっていて、前方からの風だけを防いでくれる。ハイネックなのも気に入っている理由だ。秋でもない冬でもないこの季節にはこんな中途半端なものと思っていたベストが意外に有効なんだと思い愛用している。
サッカー欧州年間最優秀選手に輝いたブラジルのロナウジーニョ選手のコメントを読んだ。
彼はサッカーが大好きで、いつもサッカーの事を考えているし、サッカーをやっている時が一番幸せだ。この賞をもらうのはうれしいが、早くサッカー場でプレーしたいといった内容だった。
ロナウジーニョのドリブル突破はフェイントで相手をかわし、タックルを飛び越し、変化に富んでいる。しかし力みは全くなく、その姿はいかにもサッカーを楽しんでいるのが身体から発散している。
私も自転車は乗る姿によって、自転車を楽しんでいるかすぐわかってしまうと思っている。
整備不良の買物自転車を重そうにペダルを踏んでいる女性は自転車を楽しいとは思っていないだろう。私ももっと余裕をもって楽しく通勤サイクリングを続け仲間を増やしたいと願っている。でも冬が近づくと通勤サイクリストの姿が私の通勤コースで少なくなって残念です。  (中村博司)

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