2006年02月26日

★2006年2月第4週

[2月26日 自分の楽しみのために走る時間を作りたい]
(1)博物館便り
市役所ロビーの展示はまずは順調だ。毎日200人位の方が展示を見てくれている。本当はまちづくりのパネルを見てその活動を知り、自転車の活用に賛同していただくための展示である。しかし自転車の展示の方に目が向いているのは仕方ないことだし、大人が自転車の展示に関心を持つことだけでも喜ぶべきかもしれない。23日朝には自転車総合学習を実施し、その発表資料を借用した小学校の児童と先生方が見学に来てくれた。それを取材にケーブルテレビも来て、小学生達にインタビューをしてくれた。子供達はちょっと誇らしげに見えた。
子供達がまちに出て、自転車で走るには危ない場所、安全な場所を大きな地図に示している。これほどまでに子供達が危険な交差点と感じるまちを作った大人の1人として責任を感じてしまった。こうした子供達の成果を何とかまちづくりに生かすための努力が必要だと思った。また子供達は自分たちが行った活動がまちづくりに生かせることを知れば、街は自分たちが作るものだと知り、選挙などへの関心が高まる最高の結果を生むはずだ。

06.2-4
堺市役所ロビーの展示の前でインタビューを受ける子供達





この展示には私も説明役として、3日間連続で市役所へ出勤した。私に会いたいという人には市役所のロビーにいますと伝えていた。それで市役所ロビーに文部科学省の科学技術政策研究所の研究官の方が来られた。先日届いた調査アンケートに回答した内容が大変ユニークだと関心を持って下さったのだ。当館は自転車文化を発信し、自転車ライフを館外に飛び出して広めようと活動している。一般的に博物館は研究成果としての展示物を見せることが目的になっているようだ。しかし当館は目的を持ち、実現するため何でも実行している。それは地域社会との結びつきを強め、地域社会のニーズを吸い上げて提供することで、地域の人々に「あって良かった」と思っていただけるはずだ。そしてこれは企業にとっても商店にとっても同じことだと考えている。そう研究官の方に話した。
あたり前のことをあたり前に言ったつもりだが、その言葉が印象に残ったと御礼のメールにあった。またその研究官が関西で訪問するのは当館だけですとの言葉に私は少し感動してしまった。
(2)通勤サイクリング
ようやく春の到来は近いと感じられるようになった。夕方の日没時間は確実に遅くなってきた。
少し冷え込みますと天気予報が伝えても、2月末の平均気温が上っていたのか、あまり苦にならなくなった。ただ20日は世田谷区の「大都市部における自転車走行環境整備に関する研究」の委員会に出席し、「自転車を活用した総合学習(堺市)」の事例報告をするため上京した。25日には学生自転車競技連盟の理事会に出席し、1週間に2回も東京へ行ったので通勤サイクリングは乗れませんでした。回数は少なくてもやはり走り出すと体は動いてくれる。喜びを感じてくれる。そんな気持ちで走っています。
暖かくなったら今度こそ瀬戸内海を渡るしまなみ街道を走りたい。
自転車で楽しく走ることを提案し、広くアピールしている私が実は多忙で、「自分の楽しみのために走る時間がとれない」現実から早く抜け出したいものです。  (中村博司)

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2006年02月18日

★2006年2月第3週

[2月19日 ちょっと窮屈ですが安全運転で走っています。]
(1)博物館便り

博物館のある堺市は4月1日から政令指定都市に昇格する。 当館の住所は「区」が導入されることにより、堺市堺区大仙中町になる。番地は現在165-6であるが、この際両隣の番地に合わせて18-2に改めることにした。さて、政令指定都市になる事と自転車はどう関係するのかである。政令指定都市になると管理する都市が市道以外に府道と100番台の国道も政令指定都市の管理になるのである。つまり主要国道を除けば自転車レーンの設置はその都市の決定に委ねられるということだ。
自転車レーンはネットワークが非常に重要だ。こま切れの自転車レーンでは意味がない。そういう意味で私は堺市の政令指定都市昇格に大いに期待している。また「自転車まちづくり・市民の会」での活動を広く市民に知ってもらい、活動の輪を広げるために2月20日(月)〜2月28日(火)に市役所のロビーで市民の会が中心となった活動及び、まちづくり基金を使って作られた自転車総合学習プログラムの紹介と子供達が作ってくれた成果物としての学区の地図が展示される。 ただパネル展示だけでは目をひかないので、当館の自転車を10台合わせて展示する予定である。
昭和初期の運搬用自転車やコンソールレバー付スポーツ車から最新の自動制御の自転車までで、中にはキムタクがフジテレビのドラマ「ギフト」で撮影に使った自転車なども合わせて展示し、集客効果を高めたいと考えている。
この展示は3月にもショッピングセンターのような商業施設でも展示が出来るかもしれない。こうした活動を通してまちづくりを進めていきたいと考えている。
(2)通勤サイクリング
朝の雨上がりの道を走っていたら、後方から人影が近づいて来た。通勤サイクリング仲間の古田氏であった。後について走る。良く見るとロードレーサーに固定ギアをつけて走っている。
固定ギアは自転車が走っている間はずっとペダルが回り続けるので、コーナーでは十分スピードを落とさないとペダルを地面に接触する可能性がある。また下り坂でスピードが上ると、ペダルを早く回す必要がある。そうしたデメリットを考慮しても平地の走行感は何者にも替えがたい魅力がある。それは後から押してくれるような感覚だ。私も数年前に一度試したことがあるが、家を出てすぐの800m程の直線の下り坂でスピードが上りすぎてペダル回転を思い切り上げるなど怖い思いをしたので、すぐに止めてしまった。
アメリカでの話しだが、急坂の多いサンフランシスコのバイクメッセンジャー達はブレーキなしの固定ギアで走っていると聞いたことがある。止まる時は後輪をトリフトさせているそうだ。私にはそんな乗り方は出来ないし、やろうとは思わない。
自転車のルール・マナーアップを呼びかける立場があり、模範的自転車利用者として必ず信号を守り、事故を避ける安全運転が私の通勤サイクリングのモットーです。  (中村博司)

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2006年02月11日

★2006年2月第2週

[2月12日 36年前の日本代表チーム同窓会の幹事をしました]
(1)博物館便り
NHKのど自慢が2月19日(日)、昼過ぎ(12時15分〜13時)に堺市民会館で行われる。番組内の短い時間であるが、そのまちの紹介として当館も紹介される予定である。
先週の毎週日記では小学館発行の雑誌「サライ」で当館が紹介されている事をお知らせしたが、こうしたマスコミ対応も私の大事な仕事である。
人気のあるメディアで紹介されると入館者が増加し、自転車の魅力に感動してくれ、自転車ライフを楽しんでもらえれば嬉しい。
この種の取材は実によく受ける。毎週1〜2回はある感じである。「サライ」「NHK」のような誰もが知るメディアの取材は多くはないが、ミニコミ紙や社内誌、フリーペーパー、各種団体の会員優待制度の施設紹介などがある。また堺市の「広報さかい」でも情報発信させてもらっている。
いつも思うことは、中身がある程度充実したら情報発信する価値がある。
当館を訪問、あるいはイベントに参加し、「来て良かった」と思っていただける展示やイベントこそが本当は大事なのだ。
(2)通勤サイクリング
困ったことに夕方遅くまでの会議や打合せ、夕食会等が重なり、今週はほとんど自転車に乗れなかった。何となく肩が重い。運動しないと体内の血行不良となり、肩こりを起しているようだ。来週こそしっかり乗ります。
話は変わるが、実は先週末に昔の選手仲間と同窓会をした。大学時代に日本代表チームとしてニュージーランドへ遠征したメンバーは全員元気に働いている。
自転車博物館に集り、白浜温泉へ移動して一泊した。異なる大学を卒業して36年がたち、自転車の世界に入ったのは私だけだが、他のメンバーはそれぞれの世界で働き、そして今も競技連盟の理事やチームのサポーターとして自転車レースを支援している。時折顔を合わせてもゆっくり話す機会がなかったので、今回は一晩語り明かした。
学生時代の青春の日々を語ることで自分の自転車の原点を確認し、自分の社会人生活と重ねて、自分の歩んできた道が幸運に恵まれていたことに感謝した。
1970年の大学3年生の時ニュージーランドのオークランドからウェリントンまで1,000kmを6日間で走るステージレースに参加した。このレースは駅伝のようなリレーではなく、選手全員が毎日平均160kmを6日間走る。これが自転車のステージレースである。体中の筋肉と関節が悲鳴をあげ、苦しさを通り越したようなレースを体験した。自転車レースの奥深さ、素晴しさを経験した事が私の自転車の素晴しさ、楽しさを広めたいと思うモチベーションの原点だ。たぶんこれは同窓会のメンバーに共通した青春時代の強い体験だと思う。この体験が私たち5人の人生に大きな影響のある出来事だったのではないかと思うのだ。
今後の予定として来年秋に国内で同窓会を行い、4〜5年後に一緒にニュージーランドを訪問することを約束しました。    (中村博司)




 06.2-2

 5日の白浜の海岸は雪が舞い、とても寒かった。



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2006年02月03日

★2006年2月第1週

[2月5日 「サライ」の自転車活用術で紹介されています
(1)博物館便り
10月の第2週に「自転車の存在が自転車以外の世界から注目されるようになって久しいが、いよいよ本物になってきたようだ」と書いた。それは「エネルギー・資源学会」と「樺n域未来研究所のRegional Futures」そして「大阪交通科学研究所」からそれぞれ論文の執筆を受けたからだった。
それぞれの論文は多少の苦労を伴いながら何とか締め切りまでに提出しました。そのうち2つが発行されました。関心のある方は当HPの「自転車のまちづくり」を目指してのサイトの中の「自転車 夢メッセージ」に提出した原稿を掲示していますので見てください。
最近、ロハスという言葉をよく耳にする。本来の意味は「Lifestyle of Health and Sustinability」で「健康と環境を志向するライフスタイル」と訳されている。「21世紀のライフスタイル」あるいは健康を志向するシルバー世代や団塊世代を中心に「ロハスマーケット」が急成長する可能性があると多くの企業が注目している。
しかし本来は個人がロハスの精神を取り入れる形で自分に合ったライフスタイルを確立するのが本来の姿だと思う。
ロハスとはロハス的な商品を買って、おしゃれな生活をすることではなく、自転車をもっとライフスタイルに取込んで健康と環境を志向することだと私は思うのです。さらに考えればロハスとは自転車の活用をすすめるライフスタイルだと思うのです。健康と環境の両方を同時に実現するライフスタイルとは自転車ライフしかないと思うからです。
このロハスという価値観が普遍性を持って広く日本に受入れられる時代は必ず来ると思います。それは古来日本の固有の文化として「お金の話をする事ははしたない事だ」「もったいない」と定着していた価値観だったと思います。
戦後日本は市場経済を社会規範として定着させたことで経済大国となりました。その結果、お金を持つ者が「勝ち組」といった価値観が今回のライフドア事件の背景になっているのではないのでしょうか?
ロハスはこうした市場経済最優先の価値観と異なるものです。それはスローライフとも共通する部分があります。こうした価値観の定着は自転車の社会的地位を向上させ、自転車社会実現の原動力になると思うのです。
(2)通勤サイクリング
風邪が治りかけていたら大阪は雨が降って、出鼻をくじかれた格好で、自転車に乗り出したのは週の後半になってからだ。風邪のため自転車に乗らず、自動車に乗って渋滞の中にいるといやでも自転車通勤のライダーが目に入る。
先日はシマノのジャージーを着た長身の選手が走っていた。アトランタオリンピックのロードレース日本代表の住田修君だ。
彼は私の大学の後輩である。学生時代から学生チャンピオンになり、シマノに来た。 今はフルタイムの仕事「お客様相談窓口」をこなしながら、自ら走り、レースの普及でがんばっている。
そんな元気な通勤サイクリストを見ると早く通勤サイクリングを再開したくなりました。以前取材を受けた雑誌「サライ」2月16日号は、自転車活用術として特集され、当館の紹介と「安全操縦術」が私のコメント付で紹介されています。  (中村博司)


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