2006年05月27日

★2006年5月第4週

[ 5月28日 これは私の人生哲学とでも言えるものです。]
(1)博物館便り
先週に引続き当館最大のイベント夏休み「こども絵画コンクール」について述べたい。
応募作品が増加している理由は小学校の先生方の積極的な協力が得られたからである。学力だけで子供の評価を決めるのではなく、子供達の個性を伸ばす教育を先生方は望んでいる。しかし、実際の授業の中で出来るかといえば、決められた学習指導要領の中で時間をとる事は難しいのだ。
しかしこうしたコンテストに参加することはスポーツで言えば大阪府選手権に出場して自分の実力を確認することである。このコンテストに真面目に参加すれば絵画への可能性を確認できる。また、私が考えていることだが、絵を書く能力を高めることは第2のコミュニケーションの道具を持つことだと考えている。
言うまでもなく第1のコミュニケーションの道具は言葉である。しかし、言葉で言い表せない形や動きは絵で表すことができる。それは人間が社会で生きていくのにとても役立つはずだ。口でうまく言えない事、英語がうまく話せなくても絵を描くことで自分の意思を相手に伝えることが可能になることもある。子供の頃にそうした能力を育てることはとても大事なことだ。子供達は未来そのものだ。その子供達に博物館ができることとして絵画コンクールの意義があると思う。こうした博物館の思いは学校の先生方に伝わり、企業の社会貢献活動として高く評価されているようだ。

(2)通勤サイクリング
先週日曜日は90kmロードバイクで走った。ロードバイクと言っても700×28Cタイヤは、ゴムがサイドまでしっかり保護している丈夫なもので重く、形はロードだが実際はクロスバイクだ。
まず自宅から博物館へ15km、おはようサイクリングに参加し仁徳陵の回りを3周して約10km、健康サイクリングイベントの集合地点へ10km、健康サイクリングで泉北ニュータウンの起伏のある緑道(人と自転車の道)を通り、天野街道(古道で10km以上信号がない)を楽しみ、河内長野市の天野山金剛寺まで約30km、博物館へ戻るのに10km、自宅へ帰るのに15kmである。
久しぶりに脚筋肉に疲労感を覚えた。しかし思えば現役選手時代は毎日がこんな状態だった。筋肉は極限まで疲労し、日焼けも重なって夜は足がほてって寝苦しかった。大学2年の時、大学選手権で入賞を逃して、札幌から京都まで1400kmを一週間で走ったことがあった。次の国体に向って燃えて練習に打ち込んだ時期だった。結果的に国体で入賞し、3年の時に全日本ロードで勝てたのはこの1400km旅が役立ったと思う。スポーツをやっていて「強い選手には強くなる理由が必ずある」と学んだ。同じ事をしていては勝てない。自分にとって本当に必要な練習は何か・・・考えても結論はでない。しかしその時考え、決めた事に挑戦し、継続する事で何かが生まれる。失敗を重ねる中で少しずつ経験を積み、運にも助けられて勝利の女神が微笑んでくれるのです。これは私の人生哲学とでも言えるものです。  (中村博司)

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2006年05月20日

★2006年5月第3週

[ 5月21日 さあ、今日もがんばるぞ。]
(1)博物館便り
先週は絵画コンクールの指導と審査でお手伝いしていただいている先生方と打合せを行った。
この「夏休みこども絵画コンクール」は今年で15回目を迎える。つまりこの博物館は平成4年4月オープンだが、その年の絵画コンクールは7月〜8月に行われたという事は、準備期間も満足に取れない時に実施したようだ。
それでも応募作品は472点集まった。4年後には2 , 000点を超える作品が集まり、その時に「ぬり絵」の部をやめて「絵画」に絞り込んで、5年目の応募数は1 , 728作品と減少した。しかしそれ以降は順調に応募作品は増加している。1998年には朝日新聞社の後援が決定。1998年からはコンクールのテーマをそれまでの「館内自転車の写生」「夢の自転車」という2つのテーマに加えて「環境にやさしい自転車」を3つ目のテーマにした。それは絵画コンクールの開催目的を明確にするためでもあった。
この年絵画コンクールの開催目的を「地球の未来と自転車のしくみを考える」ということにした。
絵を描くということは、自転車をしっかり観察しないと描けない。つまり自転車のペダルを踏むとギアがチエンを介して後輪に動力を伝えて進むしくみを知ることだと思う。
自転車は人間の力だけで走ることは、温暖化ガスや有害物質を含む排ガスを出さないことだ。そんな事から環境問題=地球の未来についても考えてほしいと考えているのだ。
昨年の応募作品は25 , 298作品と、初めて25 , 000点を超えた。子供の数が減少する中で毎年応募作品が伸び続けている理由については来週の日記で述べたいと思う。
06.5-2

昨年の絵画コンクールの最優秀作品、堺市長賞を受賞した作品です。





(2)通勤サイクリング
台風1号の雨雲の影響で雨が降ったり、やんだりの天候不順が続いている。5月14日のツアー・オブ・ジャパン大阪ステージは、前日の雨が嘘のように天候に恵まれ大成功だった。私は選手がスタートラインにつく誘導をしたが、そのあとは堺市が政令指定都市移行記念のテント村で、多少の手伝いをした。BAAのテントにいる時、会場の司会役からインタビューを受け、BAAの説明もした。
ある日の朝の通勤サイクリングを紹介しよう。 夜に降った雨で路面が濡れていたので、泥除け付きサイクリング車で出発。いつのも長い下り坂を走るので、半袖ジャージーの上に、長いウィンドブレーカーを着用していた。
しばらく走ると汗ばんでくる。信号待ちを利用してウィンドブレーカーを脱いで、ジャージーのポケットに押込む。やはり半袖ジャージーは軽快な気分にしてくれる。汗が体温を冷やしてくれるのは良いが、お腹を冷やしたくないのでお腹にはタオルを当てている。そして博物館に到着。このタオルは洗面所で濡れタオルにして体を拭くのに使うのだ。全身を濡れタオルで摩擦していることになる。
ほてった体を冷やす効果もあり、肌を清潔にするので、私はとても気に入っている。これが私の毎朝の儀式である。
15kmの走行で体はしっかり目覚めて、血液が全身を駆け巡って脳を全開状態にしてくれている。「さあ、今日もがんばるぞ。」  (中村博司)


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2006年05月14日

★2006年5月第2週

[ 5月14日 交通事故は起る条件が揃った時が危ない。]
(1)博物館便り
前回も自転車の情報収集のためにマスコミ関係者の来館が多いと書いた。そして先週も引続き取材があった。
1つは関西国際広報センターという機関は、関西から世界に向って情報発信するために作られた機関で、今回は東京駐在の外国人記者を関西に招いて情報発信してもらう「プレスツァー」が計画された。
訪問先の1つはサントリー鰍フ多目的経営戦略で手がける、バイオテクノロジーから生まれた「青いバラ」を中心とした取材であった。次に堺市長へのインタビューがあり、「堺の打刃物」としてプロが使う和包丁では国内で90%のシェアを誇る職人の鍛冶や研ぎ作業の取材を行ったのだ。
最後に高級自転車部品の輸出で、世界の高性能自転車の部品として支持が強い潟Vマノの世界戦略、そして自転車文化創造に向けた取組が取材のテーマであった。取材への説明はこの博物館で行った。
潟Vマノ広報室より堺の自転車産業の起源、シマノの歴史とシマノが目指していることなどの説明を行った。
堺市より「自転車を活用する街づくり」の活動について説明があった。最後に私から、自転車博物館で行っている自転車の展示、イベント、コンクールなどについて説明した。最後に館内を見学していただき、喜んでいただけたと思う。
来館いただいた約20人の記者が、どのような記事にしていただけるか少々心配でもあり、期待もしている。
(2)通勤サイクリング
先々週は天候が良く自転車の調子は少しずつ上ってきていると実感できた。しかし今週は雨の日が多く、快適に走れたわけではない。
ゴアテックスのレインジャケットを着て走るのだが、路上の水溜りや周囲の事に細心の注意が必要で、走ることに集中できないのだ。こんな時は無理は禁物だ。
先日ある新聞記事に興味を引かれた。犯罪の発生を分析すると、どんな犯罪がどんな時間に起きているか、さらに雨の日に起きるなど、状況によって犯罪が起こるそうだ。
犯罪は「犯意のある人間」「ふさわしい標的」「監視する人間がいない」時に起るのだという。
自転車に言い換えれば「自転車に注意を払わない自動車」「目立たない服装や信号無視、一時停止をしない自転車」「雨や街灯のない夜道」などという条件が揃った時、事故が起きるのではないか?
この条件が揃わないようにして、安全に通勤サイクリングを楽しみたいものです。
どうしても悪い条件が揃ってしまった時は、公共交通機関を利用することも選択肢として必要だと思います。  (中村博司)

posted by bikemuse at 10:52| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2006年05月06日

★2006年5月第1週

[ 5月7日 自転車通勤はライフスタイルだと思います。]
(1)博物館便り
春の陽気に誘われ外へ出たくなる。そんな時期は自転車の季節だ。
4月の報道関係の取材はすごかった。12回の取材を受けた。特に4月4日(火)は取材が1日に4回もあった。そのうち2つは5大新聞社のうちの2社の取材であり、1つはある県の無料誌の取材。そして私鉄の無料情報誌の取材であった。
自転車博物館の紹介も兼ねて、自転車を楽しむ情報提供といった形が多いようだ。もちろん時期的な要素もあるが、それだけ自転車が注目される時代が来たと理解している。
5月5日に行ったロードバイクスクールは大盛況だった。18名の申込があり、当日キャンセルが3人出たものの15人の受講生に対し、元シマノレーシングチームのメンバーの協力を得て講習を行った。
以前のマウンテンバイクスクールは受講者が多くなかった。マウンテンバイクは誰でも、ウェアも気にせず気軽に乗れるイメージがあり、わざわざ講習を受ける必要を感じないようだ。しかしロードレーサーはレベルの高いスポーツ車というイメージがあるので、教えてほしい人が多いのだと思う。しかし教えてくれるところが少ないのだ。
私の若い頃はロードレーサーに乗る人は若い人に限られ、高校や大学の自転車部に入れば良かった。しかし今は中高年のロードバイク愛好者が増えてきたが、この人達の受皿は、ロードバイクを売ったお店がやることになる。しかしネット販売などで入手すると、全く誰も教えてくれる所が見当たらないのだろう。当館のロードバイクスクール(要予約)は7月30日、9月3日、11月3日にも予定しています。関心のある方は当館へお問合せ下さい。
(2)通勤サイクリング
春の陽気に誘われて今週も絶好調である。
ただ朝方の冷え込みは強く、指切り手袋で走ったら手が冷え切った。こんな経験は初めてだ。
「ロハス(健康と環境を志向するライフスタイル)の時代に自転車は最適」と、マスコミの関係者に話する一方で、4月15日(土)の大阪府立健康科学センターで行った自転車セミナーでは「生涯スポーツとしての自転車通勤を楽しむ」というタイトルで梶山医師とトークショー形式で行った。
また博物館の自転車組立教室の教材はライトウェイ社のツーリングバイクにした。泥除けとライトキャリアがついていて、自転車通勤にも最適と考えて選んだのである。
4月23日に行った組立教室では8人もの申し込みがあり、買い入れたツーリングバイク20台のうち4割を使ってしまった。次は6月25日、8月13日にも開催します。もう残りわずかで、サイズにも制限がありますが、関心のある方は当館(TEL 072-243-3196)へお問合せ下さい。   (中村博司)
06.5-1 


組立教室で使うツーリングバイク
posted by bikemuse at 13:12| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする