2006年07月29日

★2006年7月第5週

[ 7月30日 シマノバイカーズは奇跡的な天候に助けられました。]
(1)博物館便り
7月28日(金)の午前中に「大仙公園周辺施設見学会」を実施した。
これは大仙公園にある施設を一学校の先生方に見学してもらい、学校団体の来館を促進しようと5〜6年前から始めている。
9時に都市緑化センターに集合し見学、9時40分より日本庭園見学、10時10分自転車博物館、11時10分に堺市茶室、11時20分堺市博物館を見学していただき、12時には終了というハードスケジュールである。こうした見学会を通して、堺市内の学校の先生方に博物館や展示館の魅力、子供達の教育に役立つ施設であることを伝えたいと考えて、毎年夏休みの時期に2回実施している。
7月末の見学会は終了したが、次回は8月22日(火)9時〜12時に予定している。
学校関係者の方、学校でなくても団体で大仙公園の見学を秋に計画されている方は是非御参加下さい。お待ちしています。
(2)通勤サイクリング
先週にも書いたが、富士見パノラマリゾートで行われたシマノバイカーズフェスティバルのツーリングイベントの手伝いに行ってきた。
先週は集中豪雨で、日本中が雨である。私はシマノのツーリングのスタッフ12人と共に、21日午前7時半にMTBを積んだワンボックスカーで出発した。もちろん雨の中である。しかも中央自動車道は土砂くずれのため駒ヶ根と諏訪の間は約60km通行止めで、前途多難である。気が重くなってきて、正直な気持ち、中止になってくれれば行く必要もなくなるのに・・・と弱気にもなっていた。 しかし駒ヶ根から一般道を走る頃には雨は止んで、少しは希望が出てきた。
3時半頃に会場に到着。4時には里山ツーリングのコース試走に出発した。コースは土砂崩れ等で大幅な変更が行われると覚悟していたが、幸いにもコースの傷は浅い。
泥まみれになったが、ほぼ予定通りツーリングイベントが開催できる事が確認できた。それでも翌日の雨が心配で熟睡できなかった。
結果的に22日(土)と23日(日)は、雨はほとんど降らず、しかも陽射しも曇り空のためやわらぎ、ベストに近い状態で、これは奇跡に近いと思った。
コースの一部は道が川のようで、泥に苦しむポイントはあったが、それ以上に地元産のきゅうりやトマト、そば稲荷、ゼリーなどがエイド・ポイントに用意されて、参加者もスタッフも大喜びでした。
信州の豊かな里山、木もれ陽の射す林の中のツーリングは、都会に住む私たちに大きな安らぎとフレッシュな心を取り戻してくれた。
今年で3回目ですが、参加者もリピーターの方も多く、支持されたイベントに育ってきた事をとてもうれしく思った。そういう私は大いに楽しめたので、来年も手伝わせてもらおうと思っているのです。 (中村博司)

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シマノバイカーズの里山ツーリングで、アルプスを展望するポイントで記念写真を撮る。
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2006年07月21日

★2006年7月第4週

[ 7月23日 シマノバイカーズフェスティバルの会場にいます。]
(1)博物館便り

先週は自転車ひろばのイベントをお手伝いいただいている、シマノOBの方々とミーティングを行った。
一年を通して自転車に乗れない方を対象に「初心者スクール」を実施している。
一年間の受講者は約1,400人だから、毎月100人を越える人に対して、朝9時半から夕方4時頃までのハードなスケジュールで講習を行い、約80%の人が自転車に乗れるようになる。 残り20%の方々も2回目、3回目を受講することで自転車に乗れるようになる。
ただ真夏の受講は暑さが厳しい。そこでインストラクターをお願いしている方々に集ってもらい、熱中症対策を再確認してもらっている。受講生はもちろんインストラクターの方にも、熱中症の正しい知識をもち、その予防と、万一の緊急事態に備えて救急処置を知ってもらうのだ。
熱中症とは暑い環境で生じる障害の総称で、スポーツで主に問題になるのは熱疲労と熱射病だ。

@熱疲労は、脱水による症状で、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気が見られる。対策としては、涼しい場所に運び衣服をゆるめて寝かせ、水分を補給することで回復する。吐き気や嘔吐で水分補給ができない時は病院で点滴を受ける必要がある。

A熱射病は体温上昇のため中枢機能に異常をきたした状態で、意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がおこり、死亡率が高い。

こうした熱射病の症状が出たら、体を冷やしながら集中治療のできる病院に一刻も早く運ぶ必要がある。
現場で出来る処置は水をかけたり、濡れタオルを当てて風を送るほか、頚、腋の中、足のつけ根など太い血管のある部分に氷や、アイスパックをあてる方法が効果的だ。
真夏は大量の汗をかく事で体温は調整されている。予防は何といっても水分補給だ。水分だけでなく塩分やミネラル分の補給も必要だ。
自転車の場合は、風が汗を蒸発させる時に熱を体外に出してくれる。だから水分補給をしっかりしていれば大丈夫だと思う。水分補給がしっかり出来ているかはトイレに行っているかで確認できる。トイレに行かなくてよい状況は、黄信号だと考えてよい。
ツール・ド・フランスを走る選手は、毎日10リットルの水を飲むとウルリッヒ選手の本に書いてあった。真夏のスポーツがいかに過酷かは、この事だけでも想像できると思う。

(2)通勤サイクリング
この日記を読んでいただいている頃、私はシマノバイカーズフェスティバルの、里山ツーリングのガイドを担当していると思います。
先週の日本列島は豪雨の中にあり、被災された方々の事を考えると胸が痛みます。
大阪の大雨は一時的なもので、私もほぼ毎日走ることができました。少しの雨なら涼しくて良いのですが、バイカーズはどのような天候になるかはわかりませんので、暑さと雨の両方の対策をして行きたいと思います。もしこのイベントに参加される方がいたら、会場で気軽に声をかけて下さい。
今年から新しくディスクブレーキ付マウンテンバイクを使います。新しい自転車に乗る嬉しさは年齢を重ねても変わりません。とっても楽しみです。 (中村博司)
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今年から使うマウンテンバイクです。
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2006年07月14日

★2006年7月第3週

[ 7月16日 バッグを捨てて、身軽に乗る事を楽しもう]
(1)博物館便り

先週は嬉しい便りが届いた。昨年9月に出た日本経済新聞社刊「大人のための自転車入門」を韓国語版で出したいと、韓国の出版社から話が来ているが、了承するかとの問合せが来たのである。
まさか韓国語版が出る事など想定外であったが、嬉しい誤算である。
ただ韓国の出版部数は少ないので、どれだけの印刷が行われるかは期待できないようだ。ただ自著の海外版があるという事は、心ウキウキさせてくれるものがあります。
韓国は日本以上に車社会で、自転車の環境整備は全く進んでいないようだ。しかし数年前から立派な装丁の「サイクルライフ」という自転車専門雑誌が発行されているし、今春は韓国の国会議員と行政の担当者が日本の自転車環境整備を視察にも来ている。
韓国の政治風土は日本と異なり、とても熱い。ソウル市内の古くなった高速道路を廃止して、もとあった河を復元するという思い切った環境改善の施策も実施しているから、自転車の環境整備において急速に進む可能性があり、大いに期待したい。
堺市のまちづくりの活動も市民の力で少しずつ進んでいるが、実現に向けて「辛抱と忍耐」がまだまだ必要だ。
堺市内の自転車利用を促進させるサイクルマップは今年秋には出版したいと考えている。

(2)通勤サイクリング
通勤サイクリングを実行している人の多くはバッグを背負って走っているのではないだろうか。
私は荷物を持って走るのが嫌いである。いつもの通勤サイクリングの時は持ち物は財布、携帯電話、スケジュール手帳、体に巻くリフレクターだけである。もちろんパンク修理用ポンプとスペアチューブはすべての通勤車に装備している。 では着換えやにわか雨対策はどうなるのか?確かにそのとおりである。
着換えは通勤先の博物館のロッカーに、1週間か10日に1度運ぶだけである。
私は通勤サイクリングを楽しみたいと思っている。楽しいから毎日走っているのだ。だから身軽に背中の汗も気にしないで、走る事を楽しみたい。
モーレツに働く会社員は家でも仕事をしなければ・・・とパソコンや資料をあの重そうなバッグに入れている。あるいは持たさざるを得ない状況もあるにちがいない。そんな方に忠告するつもりはない。
私も経験があるけれど、資料を家に持ち帰ってもその資料を自宅で活用した記憶がほとんどないのだ。どうも家に資料を持ち帰ることで安心してしまっているようだ。
だから私はあえて言おう「通勤サイクリストよ、バッグは捨てて、身軽に走ることを楽しもう」と。(中村博司)

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2006年07月09日

★2006年7月第2週

[ 7月9日 サイクリング車は日本の風土に合うスポーツ車]
(1)博物館便り
北九州にある環境ミュージアムで、自転車展を開きたいので協力してほしいと要請があったのは先月だった。
シマノを通じての要請だったので、シマノ社員と一緒にミュージアムの展示スペースや、展示の趣旨を確認するため6月下旬に訪問した。
今回は特に「歴史」「環境」「健康」「交通」といったテーマはなく、幅広く自転車をみせたいとの事であった。展示スペースはほぼ10m四方の正方形であった。
帰ってから「歴史」をテーマに4台、「レース」に4台、「遊び」に4台、「環境」に4台の合計16台を四方に向って展示する形でまとめた。それぞれのテーマに沿って、どのような自転車を展示するかをシマノとも協議して、8月1日〜8月20日の期間に展示する。
古く珍しいものから最新のロードレーサー、マウンテンバイク、コンピュータ制御車まで展示します。九州の方、広島以西の方で関心のある方は是非北九州市の環境ミュージアムへ見学へ来てください。
環境ミュージアムは、公害の街から「環境都市」を目指すための博物館だ。子供達にも身近なものからリサイクルや環境を守る大切を考えてもらう展示になっている。同時に「エコライフ」を具体的に提案する展示が本当に必要なのだが、ないのが気になった。
今回の自転車の展示はその具体的提案の1つとして考えられていると思う。こんな形で自転車が私達の社会に必要な素晴しい道具であることを展示してもらえるなら、今後もこうした展示に協力していきたいと思う。
(2)通勤サイクリング
先週は雨天も多かったが、通勤時間帯は雨が止んでいた。しかし路面は濡れているので、泥除けのついたサイクリング車で走る機会が多かった。
最近はマウンテンバイクやロードバイクという車種が店頭に多く並んでいる。しかしサイクリング車が並ぶ光景は少ない。しかし私は毎日使う通勤サイクリング車を1台だけしか使えない状況になったら、このシクロスポルティークと呼ばれた700c×28c程度に泥除けやライト、小さなフロントバックのついた自転車を残すだろう。
この自転車は日本の気候、風土に一番適合しているからだと思う
そして当館で、自転車組立教室で使っている自転車も、ツーリング車で泥除けやキャリアダイナモを備えたものである。昔の「ランドナー」「スポルティーフ」と呼ばれるフランスの香りがするサイクリング車とは呼ばれないが、そうした実用性の高いスポーツ車が生まれているのは嬉しいことだ。
日本の気候、風土、そして日本文化が創り出す21世紀の日本独自のスポーツ車とは何かをじっくり考えてみたいと思っている。 (中村博司)
06.5-1



組立教室で使うツーリングバイク
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2006年07月01日

★2006年7月第1週

[ 7月2日 ブレーキシューは早めに交換しよう。]
(1)博物館便り
6月第3週にも書いた「キャリア教育プロジェクト」の授業を、先週も泉北ニュータウンにある小学校で実施した。
この日はこの夏一番の暑さで、エアコンのない体育館での複数クラスの同時授業のため、汗だくになりました。今回は小学校の授業で、前回の中学校での授業より時間に余裕があり質問の時間があった。
学校の先生には「自転車に関する質問なら、何でも解答できます。」と伝えていた。
今回、小学生の質問は鋭かった。「自転車は26インチなどとインチで言うが、なぜメートルではないのか?」と来た。
私は19世紀の自転車の歴史から、「1870年〜1880年頃から自転車は鉄で作られる時代に入った。当時イギリスが最初に産業革命を行い、鉄の生産、加工技術、資本、技術者が世界で突出していて、自転車の主要生産国になり、その規格が世界に広まった。 もしフランスが主導権を持っていたら、自転車はメートル法の規格になっただろう」と説明した。
大人は既成概念にとらわれて疑問にも思わない事を、子供は不思議なこととして持っていることに驚き、また自転車に大きな関心を持っている事をうれしく思いました。
暑い体育館での授業、子供達の集中力は最後まで続きました。
説明した3台の自転車(ロード、マウンテン、コンピュータ制御車)を持上げたり、触ったり、私のヘルメットを交代で着用するなど、関心が高く大成功でした。ただ最後に子供達にサインをしてくれと、私やシマノのメンバーがねだられ、下手な字でサインするのが大変でした。
先週は1件重要な取材がありました。
NHK教育TVの番組で、「趣味悠々」という番組がありますが、9月7日〜10月26日まで8回シリーズで「中高年のための楽しいサイクリング入門」が放映されます。担当するのは丹羽隆志さんです。テキストに「自転車の歴史」のページを入れたいと、NHK出版の方が取材に来たのです。丹羽さんの指導で収録したとの事ですから、良い内容に仕上っていると思います。とても楽しみです。

(2)通勤サイクリング
梅雨が終らず、スッキリしないが毎日走っています。 この時期は雨に濡れても体が冷えないのが良いですね。
暗くなってから走るのは、避けた方が良いと思うので、仕事を中断してでも明るい間に帰路につくようにしています。
雨の日は通勤バイクは泥除け付きのサイクリング車を使う。黄色いゴアテックスの雨具を着て今日も雨の中を走って来たが、少しブレーキの効きが良い。
先日磨耗していたブレーキゴムを新しいものに交換したのだ。ブレーキゴムはリム表面の雨水を除くトレッドが入っている。まずこのトレッドでリムの表面の雨を除き、一周回ってからブレーキが効果的に効く。だからブレーキシューはトレッドがなくなる前に交換したい。でもブレーキは良く効いても、路面とタイヤのスリップなど事故につながる可能性が高いので、より慎重に走りたいものです。
日頃から少々遠回りになっても、雨の日に安全に走れるコース(歩道も含め)を考えておく事も必要ではないかと考えています。(中村博司)

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