2006年09月30日

★2006年10月第1週

[ 10月1日 自転車は乗っている表情が出る乗り物である。]
(1)博物館便り

絵画コンクールの作品展示は、9月29日から堺市内地下鉄御堂筋線の北花田駅に隣接するダイヤモンドシティで始まった。展示は10月5日まで、6日からは当館で展示する。
特選作品6点、サクラクレパス賞21点、ミキハウス賞100点、努力賞380点の合計507点を館外で一堂に展示するのは15回目のコンクールで始めての試みである。ただ自転車の展示となれば、ダイヤモンドシティで今年2回実施しているので、3回目にして絵画を展示するということになる。
なぜショッピングセンターが博物館の絵画コンクールの作品を展示するか?基本的に当館もダイヤモンドシティも地域密着の施設として努力を続けていて、その目的を共有するがゆえにこうした展示が実現したと考えている。
いかに見学者やお買物にきていただいたお客様に、満足してもらえるかが勝負である。「また行ってみたい」あるいは「絶対に行きたい」と思っていただけるイベントを継続的に実施することでは、文化教育施設も、商業施設も全く同じ土俵にいると思うのだ。
ダイヤモンドシティーはキーテナントがイオングループのジャスコと阪急百貨店であり、同じ御堂筋線には難波と梅田という巨大商業地域がある。こうした商業地域との競合を避けて、地元のお客様を大事にするやり方は正しいと思う。私達の絵画コンクールには大阪市内の小学生の応募も毎年増えている。こうした作品展示によって、堺に来られる人が増えるのに役立つなら、政令指定都市になった堺の発展や、存在価値を高めるのにも役立つはずだ。
子供を対象に始めたコンクールは、1回目は500点にも満たない応募作品だったが、今年は28,824作品と約3万点にも増え、社会的にも意味を持つコンクールに育ってきた、と考えると感無量である。
06.10-1

ダイヤモンドシティにおける作品展示。10月5日まで。




(2)通勤サイクリング
8月に雑誌「ファンライド」の取材を受けて、9月20日発売号に掲載されている。
コラムは「ジテツウStyle」で、2ページで紹介していただいた。私の乗車中の写真が大きくでている。写真は高田健司氏の撮影である。昔のレース仲間(失礼)であり、現在は商業写真等のプロとして立派な仕事をしているだけあって、素晴しい写真を撮ってくれた。とても気に入っている。
この写真を見ているとつくづく私は自転車に乗るのが本当に好きなんだと思う。ある人は「中村さんは仕事をしている時は、時々鋭い目付きをしているが、この写真は良い表情をしていますね」と言われてしまった。私も「私は自転車に乗っている時が一番ご機嫌なので、それが出ているのでしょう」と言ったが、その通りだと思う。「自転車は乗っている表情が出る乗り物である」は私の持論だが、自分の体で証明した格好である。
自転車って本当に素晴しい乗り物ですね。 (中村博司)


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2006年09月23日

★2006年9月第4週 

[ 9月24日 汗をかかないのに大量の水分補給?]
(1)博物館便り

先週は悲しい話があった。9月19日に、日本自転車競技連盟の副会長だった杉原鏘一郎氏が亡くなったのである。
杉原さんは立教大学の出身で、1950年のインドの第一回アジア大会で1,000mTTで優勝するなど、競技成績も素晴しい方だったが、それ以上に日本の自転車競技の発展に尽力された功績は限りなく大きい。
日本が世界選手権で初めて銅メダルを取ったのは、タンデムスクラッチで、その時の日本チームの監督だった。また実業団のチームが今ほど強くなかった1970年代までは学生自転車競技者が、日本のトップレベルを支えていた。その頃からずっと発展に指導力を発揮された。
個人的には私がシマノ東京営業所にいた頃、杉原さんは日米富士自転車鰍フ技術部長で、訪問した時は営業の人間としてより、自転車競技の後輩として親しく声をかけて下さった。
4年前にドイツ、ミュンスター市で行われた、国際自転車歴史会議で「日本の自転車競技の歴史」を発表したが、その発表資料を作るための調査で御自宅を訪問した。貴重な資料を借用できて、何とか無事20分の発表ができたのである。
東京都立川市で行われる、9月24日の葬儀には最後の御礼を申上げるため参列します。

06.9-4写真は1950年、インドで開催された1,000mタイムトライア ルで優勝した時の杉原氏の勇姿である。








(2)通勤サイクリング
朝夕の通勤サイクリングだけを走るなら、日中の残暑の影響を受けることもなく、快適に走っている。 時には少し冷えているなと思う事も増えてきた。
あまり暗い時間帯は安全・快適とは言えないので、先日はいつも通り家を出て、10時頃まで約50km走って博物館に着いた。やはり9時〜10時になると気温は上り、発汗量も相当なものだったようだ。ほぼ2リットルの水分補給をして、渇きはようやくおさまった。 実際に走っていると、汗が目に入ってくるわけでもないので、汗をかいているとは思わない。自転車の特長は、スピードが速いので、常に扇風機に当って運動している効果があるのだ。運動すると筋肉は、大量の熱を発生する。1gの水が気化する時に540カロリーの熱を必要とする。それが体を冷やしてくれるので、汗だくになることもなく、運動を継続できるのだ。ただ水分は、早くなった呼吸の中にも含まれ、大量に失われる。だからツールド・フランスの選手は、1日に10リットルの水を飲むのだ。夏は終ったからといっても、水分補給は必要だ。 (中村博司)

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2006年09月16日

★2006年9月第3週 

[ 9月17日 飲酒運転の車からも身を守る事を考える。]
(1)博物館便り
夏休みこども絵画コンクールは9月9日に締め切り、先週に審査を行った。応募数は最終確認が必要で、確定ではないが28,824作品で、内訳は @人と自転車の生活風景は6,668作品 A博物館内の写生は2,650作品 B夢の自転車は19,506作品である。
前年の25,298作品に比べ、14%程応募作品は増加した。子供の数の減少傾向が続くなかで、今年も応募作品が増加したことは学校の先生方をはじめ、多くの方の協力なしではできないので、深く感謝しています。しかし、量は増えたが、本当に真面目に絵を描いている作品と、努力の跡がみられない作品がある。コンクール開催の意義の1つとして、「自転車の仕組みをしっかり見て、絵に描くことで自転車が健康や環境に良い事を知るきっかけにする」という目的の実現のためにはテーマにもう一工夫必要だと思う。これは来年の課題として検討したいと考えている。

(2)通勤サイクリング
博多湾の飲酒事故による社会的影響で飲酒事故や取締り強化の報道が多くなった。
これは自転車で通勤している者にとっても他人事ではない。つまり飲酒運転は法律で禁止されていても、法律を守る順法精神を持っている人と、順法精神に欠ける人もいるのだ。「少し飲んでも、運転に影響しない」「すぐ近くだから車を使う」と考えている人間が20%近くいるというアンケート結果を聞いた。困った事になったものだ。こういう人が車を運転する道路を、私たちは走っているのだ。こうした飲酒運転者から私たちは、安全を守るために出来る事を考え、対応を迫られていると思う。一例として、仕事が終って、酒を飲んで帰る車がいる。そういう車は夜遅く走る事が多いと考えられる。だから午後9時〜10時頃までに帰ろう。それ以降の時間帯なら、時間がかかっても歩道なり、自動車がほとんど走らない道を選ぶことも考えた方が良いのではないか?
飲酒運転と、その事故で、加害者の社会的制裁は厳しくなっても、被害者は生命と後遺障害など、人生に計り知れないダメージを受ける。それは私たち自転車利用者にとっても他人事ではない。 (中村博司)
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2006年09月09日

★2006年9月第2週

[ 9月10日 ハブダイナモの季節がやってきた。]
(1)博物館便り
今年の絵画コンクールも9月9日の締め切りを迎えている。毎日子供達の絵が山のように届く。
一人一人の子供達が頑張って描いてくれた絵だから丁寧に枚数を数え、学年とテーマに分けて審査の日のために準備している。
絵画コンクールに対する私の思いは強い。子供達が絵を描くことは、言葉以外にコミュニケーションの手段を持つことだ。絵が上手に描ければ「こんな形の木があった」と言うより、絵で木の形を描く方がうまく相手に伝えられる。そんな能力を育てるのに、このコンクールは役立つはずだ。また自転車を描くことは、自転車という機械の仕組みを理解し、さらに人間が動かすから健康や環境にも良い素晴しい道具であることを想像してもらえたらと期待しているのだ。
昨年は25,298作品が集まった。 少子高齢化の影響で子供達の人数は減少傾向が続いているが、私達のコンクールは毎年応募作品が伸び続けている。子供達の個性を伸ばしたい現場の先生の熱い思いと、日曜日の先生方の絵画指導や、退職後も審査をお手伝いいただける先生方の御助力が、こうした地味なコンクールを支えている。
子供達は未来そのものだ。こうした絵画を描くことを通して、子供達が自転車をもっと好きになってくれたら嬉しい。
06.5-206.9-2







昨年の絵画コンクールで堺市長賞(左)教育長賞(右)を受賞した作品です。

(2)通勤サイクリング
日が暮れるのが早くなった。しかし涼しくなったおかげでとても走りやすくなった。あまり調子に乗りスピードを出し過ぎたのか、ライトの光が急に消えた。電球が切れたのである。このライトにして初めての電球切れである。今のライトは、本当に明るい電球の他に、補助的なライトも付いている。
前は見にくいが、対向する自動車や自転車に、私の存在を知らせるために十分に発光してくれるので一応安心である。自分の安全を守ると言う事では、これからはこのハブダイナモがあるのとないのとでは大違いだ。私が今の家に引越して21年になるが、毎日30kmの自転車通勤を考えると、タイヤの対パンク性能向上と、MTBビンディングシューズとペダル、そしてハブダイナモの登場が通勤サイクリングを安全快適にしてくれた3種の神器のように思う。 (中村博司)

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2006年09月02日

★2006年9月第1週

[ 9月3日 NHK教育TVで「楽しいサイクリング生活入門」がスタートします。]
(1)博物館便り
今年も「環境NGO 自転車きゃらばん」が堺にゴールする。
8月7日にスタートして、東京→京都、新潟→京都、鹿児島→京都をそれぞれのグループで走り、8月24日に京都で合流し、9月7日に堺市に到着する予定である。
彼らが自転車きゃらばんを行う目的は
@地域の環境問題を現状から学び、発見を通して抱く、環境を主とした想いを市民の方々に伝えることを通じて、市民が地域環境問題を認識して、その解決に向けた行動をとるきっかけ作りをする。
A市民が日常に抱いている地域の環境問題への想いを伝えてもらい、それを他の地域の市民、NPO、行政といった方々に伝えていくために社会との架け橋になる。
ことである。
堺市でのゴールイベントは、9月7日(木)、13時15分より堺市役所高層館1Fロビーで行われる。
13時45分より15時まで、高層館21階の展望ロビーにてトークセッションが開かれる。キャラバンのメンバーと共に私もパネリストの1人として出席する予定である。
時間の都合のつく方は是非参加してください。

(2)通勤サイクリング
NHK教育TV「趣味悠々」の「中高年のための楽しいサイクリング生活入門」がいよいよ放映開始だ。
第1回目の放映は9月7日(木)午後10時〜10時25分。再放送は、翌週の午後0時30分〜0時55分である。
毎週木曜日の放映は、第8回の10月26日(木)まで続く。講師は丹羽隆志さん、生徒は藤岡弘氏と奥村佳恵さんと、充実したメンバーだ。テキストは既に書店に並んでおり、当館が情報提供した「自転車の歴史をたどる」も掲載されている。
特に丹羽氏は、私と「大人のための自転車入門」を共同執筆した関係があり、私が最も信頼している自転車界のジャーナリストだ。特に山と渓谷社から発行された、コースガイド本「東京周辺自転車散歩」、「大阪・神戸周辺自転車散歩」、「神奈川自転車散歩」などは全て重版となり、なかでも「東京周辺」は第5刷となっていて、ベストセラーの領域に入っているようだ。
丹羽氏の出す本は必ず版を重ねている。本当に凄い人だと思う。
自転車の楽しさを普及させ、自転車ライフを広めたい私にとって、東京で頑張っている丹羽氏は、本当に頼りになる存在である。 (中村博司)
06.9-1

2004年9月にドイツ、オランダを訪問し、自転車の環境整備と自転車ライフを視察した。
右は丹羽氏、中央は京都サイクリングツアープロジェクトの多賀一雄氏、左は中村です。
posted by bikemuse at 10:48| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする