2006年10月28日

★2006年10月第5週

[ 10月29日 パンク時の修理を重視したタイヤ選び]
(1)博物館便り

博物館は15周年のリニューアル工事のため、冬の間に休館して工事をする計画が進行している。
館内の展示については12月25日(月)からの休館後に工事を始めるが、当館の収蔵自転車は100年I以上も前のものが100台以上あり、これらを館外の倉庫に移すと運送途上も含め何らかのトラブルが発生するかもしれない。そこでまず収蔵庫のみを工事して、その後展示車を収蔵庫に納めて展示場の工事を行う改修スケジュールを採用した。まず収蔵庫に入っている約240台の自転車の中で比較的新しい自転車、ロードやMTBなどは館外の倉庫に移動した。
古い自転車は3階の展示を狭めて、その後方に収容しているので、遠目に見る事は可能である。さながら古文書の虫干しのように、普段展示されていない自転車が数多く置いてありますので関心のある方は12月24日(日)までに後来館ください。

(2)通勤サイクリング
愛用の通勤ロードバイクの前輪タイヤが磨耗してきて、ついに下のコードが見え始めた。
早速春に購入したシュワルベのタイヤを装着した。このタイヤは東京の横尾双輪館で購入した。現在通勤バイクのタイヤは国産と外国のタイヤを使用している。耐パンク性能やコーナリングについては申し分なく、ロードタイヤの進化については、タイヤメーカーの努力に敬服するしかない。しかし外国メーカーのタイヤに共通しているのは、パンク修理の時のタイヤの脱着の苦労がある。タイヤレバーを差込み外すのが一苦労なら、タイヤもリムにはめるのも一苦労である。プロレースでの使用を前提に、タイヤがパンクしても絶対に外れないためのサイズなのだとは思う。だからレースでは私も選ぶのだ。
私のようなベテラン(年寄り)でも苦労しているのだから、ビギナー、特に女性ライダーにとってパンクした時の対応は腕力、握力の強さも含め不可能に近いと思うのだ。その話を横尾氏にして脱着の容易なタイヤはないかと相談したら、このシュワルベを紹介されたのである。いつもの通りタイヤを何とか外し、シュワルベを装着したが、実に簡単に出来た。タイヤの収まり、タイヤのラインの確認もしたが実にスムーズだ。これなら初心者に自信を持って薦めることが出来ると思う。もちろん通勤途上の迅速なパンク対応を考えると通勤サイクリストにもお勧めです。(中村博司)
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シュワルベのタイヤ
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2006年10月21日

★2006年10月第4週

[ 10月22日 自転車DO!in 堺]
(1)博物館便り
昨年2月に愛媛県八幡浜市の土蔵に100年以上眠っていた三輪自転車を寄贈いただいた。保存状況も申し分なく、今でも乗れる状態であり、これほどの自転車には2度とめぐり合うことはないと思っていた。
しかし先週はこれ以上の木製のオーディナリーを寄贈いただく幸運にめぐり合えた。大阪の自転車店を経営されていた方のコレクションの寄贈を受けたのだ。
このオーディナリーは滋賀県長浜市の豪農の家にあったものを発見したとの事である。車体には漆が塗られているので保存状態は奇跡としかいいようのないほど良く、完全なコンディションである。
当館のリニューアル後の展示には、堺と自転車の関わり展示で「現存する日本最古の自転車の1台」として展示する予定である。
(2)通勤サイクリング
先週行われた堺まつりと、自転車DO!の報告をしたい。
堺まつりは大忙しだった。14日は当館のクラシック自転車のレプリカ8台、自転車発電ライブコンサート用に自転車10台、パレード用にTBS日曜劇場「誰よりもママを愛す」のオープニングタイトルバックで使われた6人乗り自転車を貸出した。
15日は堺東駅前の市役所前広場のステージに行った。自転車発電ライブのバッテリー容量が低いという話を聞き、約20分ローラー台でペダルを回し続けた。汗だくである。
10時半頃、人気漫才「ブラックマヨネーズ」がステージに現れると、若者を中心に大にぎわいである。
11時頃には自転車に関わる団体、5団体に「サイクルドリームプロジェクト」にTシャツをお渡しする役目を果たし、テンションを上げて激励のスピーチもした。次に「自転車発電ライブコンサート」では、ミュージシャンの後ろのステージ上で、ペダルをひたすら回す6人のサイクリストの1人としてまた汗を流した。
ライブのあとはNPO自転車活用推進研究会のサイクルカフェにパネリストの1人として参加した。
自転車DO!名誉会長のなぎら健壱氏、自転車ツーキニスト疋田智氏、研究会の事務局長小林氏、国交省浪速国道事務所原氏と小生の5人がステージに上り、自転車の都市における活用について話し合った。ただ時間は40分程と限られていて、場所を自転車博物館の3階に移して午後3時から5時まで、30人程の来館者としっかり話し合った。特に研究会の小林氏が用意した豊富なデータや映像資料は、自転車の交通事故映像が含まれ衝撃的だった。(中村博司)

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市役所前ステージでの自転車DO!の様子
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2006年10月14日

★2006年10月第3週 

[ 10月15日 自分勝手な人間が増殖している子どもの国、日本]
(1)博物館便り
10月14日と15日は堺まつりが開催される。昨年はパレードに自転車(クラシック自転車のレプリカ)の貸出しや、BAA[安全で長持ちする自転車協会認定車]のノボリや、エプロンの提供に協力した。またパレードにサイクルサッカーチームの出演に関し紹介もさせてもらった。
今年は昨年の協力にプラスして市役所前ステージで行われる、15日午前10時半の自転車発電ライブに使うマウンテンバイクの貸出しや、午前11時半頃のNPO自転車活用推進研究会が行うサイクルカフェにもパネラーの1人として参加する予定である。ゲストはなぎら健壱氏、疋田智氏と顔ぶれも豪華だ。ぜひ市役所前に来て下さい。ただ市役所前ステージのサイクルカフェでは、十分な時間が取れないので、午後3時からは自転車博物館3階に場所を移して再開する予定である。
入館料300円をお支払いただき、館内は飲食禁止のため飲物も出ないサイクルカフェですが、是非御参加下さい。
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昨年の堺まつりにおけるクラシック自転車のレプリカパレード





(2)通勤サイクリング
日経新聞の夕刊コラム「明日への話題」に俳優の児玉清さんが、「我が身の安全」について書いていた。
「欧米では危険な場所に柵がないのは、自分の身は自分で守るのが常識で、他人のせいにしない大人の国である。日本は対照的で、駅での柵やアナウンスなどやたら親切で、大人に対しても幼児園児なみの扱いだ。しかしその裏には、訴えられてはかなわないという考えも見え隠れする。
横断歩道のない道を横断する人は、走ってくる車は自分を避けてくれると確信して、自分の大切な命を他人に委ねて平気であることの無謀さに愕然とする。
自分の身を、自分で守ろうとしない身勝手な人間が増殖している子どもの国日本。いつの日、大人の国になれるのか」といった内容だった。
私も全く同感である。赤信号を待つ私の前でも、歩行者も買物自転車利用者も、赤信号を平気で渡る人が増殖中だ。
大人の通勤サイクリングを安全快適に継続するために、一旦停止の確認や信号を守るだけでなく、信号待ちの時は歩道に上って待つなど、もっと自分の安全を守ることに配慮した行動をとりたいものだ。
「スポーツバイク利用者が一番ルールを守り、大人の行動をとっている」と誰もが認知してくれるよう頑張りたいと思います。(中村博司)

posted by bikemuse at 12:04| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2006年10月06日

★2006年10月第2週

[ 10月8日 自転車は左側通行です。]
(1)博物館便り
先日横浜の方より電話をいただいた。
1930年代に購入し、父親が使用していた英国製ラレーの自転車を受継いで愛用していたが、処分するのはしのび難いので、寄贈を申し出ていただいたのだ。
もちろんタイヤなどは消耗品であり、わざわざ横浜でタイヤ交換など修理していただいての寄贈であった。
ゆったりした乗り心地であると、コメントをいただいていたので私も試乗してみた。変速機はスターメ・アーチャーの内装3段で、ハンドルは手前に曲っていて今の自転車と異なる、しっかりした乗り心地である。
70〜80年の時代を経ても、手を加えれば、今も使用可能なことに私は感動してしまった。私も私なりに若い頃に使った自転車を部品を交換して愛用しているが、だかが20年ほど前のものだ。確かに速く、快適に走れるカーボン製のロードバイクもレースの世界では「戦う武器としての自転車」として必要なものだと思う。しかし、日常愛用する自転車については、それこそ一生使い続けるという視点をもって、自転車を選ぶことも「使い捨てがあたり前の時代」にあって、必要な視点ではないかと思う。
今回の自転車を含め、開館以来15年間にさまざまな自転車の寄贈を受けてきたが、未公開の自転車も多く、2007年4月1日から始まる特別展示について「昭和の自転車」というテーマで、自転車を通して昭和という時代を見つめる展示を考えてみたいと考えている。そして寄贈を受けながら、展示の機会がなかった自転車を一挙に公開し、感謝の気持ちを表したいと考えている。
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1930年代のイングランド製のラレーの紳士用自転車。





(2)通勤サイクリング
日没が早くなり、ハブナイナモを点灯して帰る日が多い。できるだけ交通量の少ない道を走り、泉北ニュータウンに入ると、人と自転車のための緑道を走っている。この緑道を走っていると当然だが、自転車と対向することも多い。
私は自転車は左側通行だから、左に寄るが、相手は相手の右側に寄ってくる。つまり正面衝突しそうになる。やむなくブレーキをかけて止まる。相手も当然止まる。先日は同じ日に2回、3回とこのような状況が起った。「自転車は左側通行です。」と言うことにしているが、なぜこんな事になっているのか私にはわからない。単にもうすぐ右へ曲るので、右へ寄っていただけなら、まだ多少納得できるが、「自転車の歩行者感覚の定着」で自転車は右側を走る、あるいは、自転車は道路の右でも左でも走って良いと考えている人が増えているとしたら大問題だ。(中村博司)

posted by bikemuse at 17:27| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする