2006年11月25日

★2006年11月第4週 

[ 11月26日 下関サイクルマラソンで130kmを完走した市長に脱帽です。
(1)博物館便り
先週は泉北ニュータウンの小学校で行われたキャリア教育プロジェクト、「こんな自転車欲しかってん」の発表会に行き、審査委員長として協力した。キャリア教育については何度も書いたが、ニート、フリーター対策として経済産業省が進める補助事業で、それぞれの地域の特色を出し、民間の協力を得て、NPOなどが実施している。
堺ではNPO南大阪地域大学コンソーシアムが、地場産業の自転車を取り上げ、「こんな自転車欲しかってん」というテーマで、新しい自転車の企画を考えることで「ものづくり」を学ぶ学習を実施している。
この南大阪のコンソーシアムは新しい自転車の企画の完成度や、結果を重視するのではなく、子供達が市場調査、ニーズの把握、販売ターゲットの設定ニーズに応える機能とは何か、など思考経路を学ぶことを重視した授業を実施している。
私なりの理解としては、子供達は学校で先生から各教科の授業を受けることで知識の蓄積は進んで行くが、その知識を使って新しいものを創り出したり、問題解決能力を育てる授業は今まで行われていなかった。しかし社会に出て必要とされる能力はこうしたことが大変重要だ。
今回の発表は、先生方の適切な指導もあったにちがいないが、子供達の創意工夫でキラキラ光る発表が多く、審査員が頭をかかえる程素晴しい発表が出揃った。
最後に代表の児童が「この授業に協力して下さってありがとうございました。考えることがこんなに楽しいことだと初めて知りました。」とお礼を述べてくれた。
この言葉に私も含め審査員一同、目に涙した。
この授業はこれから子供達が生きていく上で、大きな力になると確信した。この授業に協力させてもらって本当に良かったと思い、報われた気持ちになった。

(2)通勤サイクリング
11月19日は下関市で行われたサイクルマラソンのお手伝いに行ってきた。下関市は数年前から自転車を活用したまちづくり、「サイクルタウン」構想を推進している。
今春、周辺の町村合併で生まれた「新下関市」をアピールし結束を高めるイベントとして、合併町村を網羅するサイクリングイベントを、自転車が好きな市長の意思もあって実施したのだ。
下関市には、シマノの下関工場があり、サイクリングを実施するための相談があったのは今年2月頃で、3月には私も下関市市役所を訪問しアドバイスもさせていただいた。
今回の大会には下関工場からと、本社からも私を含め4人が協力させてもらったのだ。残念ながら、19日(日)は全国的に雨天で、少し厳しいサイクリングとなった。私は下関市長が参加した130kmを走るロングコースを走り、市長が完走出来るようサポートすることになった。
スタート前に「軽めのギアを使って、軽くペダリングすること。初めにペースを上げると後半バテるので、ペースを押さえて走ること」をお願いした。サポートと言っても結局は自分の力で走っていただく以外何もできない。登り坂になると「ハンドルを自分のおへそに向って引き付けることで、全身の力でペダルが踏める」下り坂では「人のペースで下らず、自分が自信が持てるスピードで下る」などアドバイスした。
後半は気温が下がってきたので、ビニールカッパを着てもらった。
結果的に市長自身が頑張って、完走された。一緒にサポートした市役所の方、サイクリストの方と思わず握手して、市長が事故もなく無事完走した事を喜び合った。
下関のサイクルマラソンは、雨天にも関わらずこうしたイベントを最後まできちんと実施できたことは、大変素晴しい準備が出来ていたことだと思います。来年も実施して天候に恵まれたら大成功と言う評価が得られる大会だと思います。なにより、市長が130kmのコースを完走するトップの意欲と、市役所にも自転車が大好きでイベントを支える人材もいます。エイドステーションの「おもてなし」も心がこもっていました。地域住民の応援も新鮮でした。 (中村博司)
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2006年11月17日

★2006年11月第3週 

[ 11月19日 風邪をひかないために必要なこと]
(1)博物館便り
先週オランダのKOGA社の経営者の方がご夫婦で2組、4人来館された。
KOGA社は1974年にオランダで設立された。北西ヨーロッパの実用的な自転車とレーサーしかない市場に対し、中級スポーツ車を提案し続け成功した。シマノと共にヨーロッパ市場において多くの方が自転車スポーツを楽しむ提案をして、その市場の開拓に力を尽くした会社だ。
また日本の宮田工業と手を組み、KOGA-MIYATAの自転車として販売している。その設立25周年にあたる1999年にデュラエース25周年モデルを使って、100台限定の最高級のロードレーサーを販売した。 今回の来日にあたり、その記念号を博物館に寄贈いただいた。
KOGA-MIYATAブランドのレーサーは、スキル・シマノチームも今年はこのクロモリの丈夫なフレームで走っている。
博物館には初代デュラエースからフルモデルチェンジされる度に完成車にして、2台ずつ保有している。
25周年モデルは2003年に30周年を記念した特別展示の時に完成車を組んだ1台しかなかった。これで2台揃うことになり、とてもうれしい寄贈となった。
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(2)通勤サイクリング
先週は少し風邪をひいて、通勤サイクリングを休んだ。
10月末に博物館の収蔵庫の引越しを終えた。スケジュールをクリアして緊張の糸が少し緩んだ。
そしてツール・ド・おきなわを個人的理由でキャンセルしたことで、「練習してレースに挑む」という緊張もなくなった。そうしたら風邪をひいてしまった。
風邪を引かないためには「手洗いとうがい」「栄養と休養」が必要だ。しかし多忙になると、休養は後回しになる。そして気持ちの張り=緊張がゆるむと風邪が来るのが私の特性のようだ。年齢を重ねて体力の相対的低下もあるにちがいない。
私の目標は2010年に博物館の入館者・イベント参加者の合計を10万人にすることだ。2006年は75,000人程になる見込みだから、2007年から毎年6,000人ずつ増やすために、今までのイベントをもっと魅力的にすると共に、新しい取組みを考えている。
長期的な大きな目標を立てて、緊張感を途切れないようにすると同時に、目先的には実現可能な短期的目標を積重ねていくことが、体と精神の健康に必要だと思う。 (中村博司)
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2006年11月12日

★2006年11月第2週

[ 11月12日 自転車を楽しむ人が増えたことを実感しました。]
(1)博物館便り
11月上旬に千葉県の高校生が博物館へやってきた。修学旅行の一環で自転車の歴史などについて調べに来たとの事だ。 彼らの一連の質問に答えたあと、私の人生感について話をした。
私は時々「中村さんは好きな事を仕事にできて幸せですね」と言われることがある。しかしこれは逆だと思う。
確かに私は自転車が好きだが、自転車競技を選んだのは高校生の時に「我が青春に悔いなし」と言い切れるスポーツがしたいと思い、国体に出場できる種目を考えたのだ。
毎日の自転車通学とバレーボール部でトレーニングをしていた事もあり、友達とのサイクリングで峠を一番で登り、自転車レースでの可能性が高いと確信した。
大学に入って約3年間は、毎日自転車の事を考え練習した。結果的に日本チャンピオンになり、海外レースにも日本代表として参加した。ニュージーランドでの1,000kmを6日間で走るレースで、自転車の奥の深さと魅力を知ったのだ。人間何でも必死(死ぬほど熱中する)にやれば、それなりの成果は出るはずだ。好きになるはずだ・・・と思う。 ただ自分の特性を十分に考え、自分の可能性を信じることが何よりも大事であることは言うまでもない。
若さとは時間という資源を豊富に持っていることだ。その時間を使ってブランド(東大卒、スポーツの大会で優勝、芸術の賞)やライセンス(医師、弁護士、会計士)などと置き換える事が可能だ。
「パチンコやマージャンも楽しんだら良いと思うが、一度の人生だから悔いの残らないよう、大いに楽しんでほしい」と激励のメッセージを送った。
(2)通勤サイクリング
先週の日曜日の博物館イベント「健康サイクリング」は壮観だった。
ガイド役と私を入れて総勢32人のグループ走行になった。
石川サイクルラインというサイクリング道路と古市古墳群を巡ったが、実に多くのサイクリストが走っているのを見て、自転車を楽しむ人がこんなにも増えたのだと嬉しくなった。
見通しの良い道では迷子が出ない。しかし古墳の周りの密集した住宅街はさながら迷路のようだった。
私は出発前に「コーナーを曲る時は必ず後に人が来ているのを確認してから曲ってください。後から人が来ていなかったら、次の人が来るまでコーナーで待ってください」とお願いした。おかげで迷子が出なくて、またトラブルもなく無事終了しました。城山古墳はコスモスの花が満開で、秋の好天を絵で描いたようなサイクリングでした。(中村博司)
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2006年11月04日

★2006年11月第1週 

[ 11月4日 60歳を越えても片道15kmを楽に走れるロードバイク]
(1)博物館便り
博物館リニューアル工事のための収蔵庫の整理では、最後まで残った約100台の自転車を吊り下げるラックと、スチールの事務棚等をシマノに引取ってもらって全て完了した。
240台の自転車と300個以上のダンボール箱に資料、雑誌を入れての移動、さらにどうしても館内に残さないといけないスペアの蛍光灯やスポットライトの電球、着替えのためのロッカーの移転など、館内に使えそうなスペースを探しそこに押込む。約2週間かかった作業で、心身共にクタクタになった。とりあえずスケジュール通り完了できた達成感はあるが、リニューアル工事はこれから本格化する。
1月〜3月は休館するが、私の休める時間は少ない。担当する業者の方からは1月と3月は必ず工事に立会いするよう依頼されている。

(2)通勤サイクリング
ツール・ド・おきなわが11月12日に開催される。私のエントリー種目は130kmで、昨年は120kmに出場し、完走率30%の中に入れず涙を飲んだ。
今年こそはとロードバイクも7800デュラエースに組換えを完了し、カーボンホィールに黄色いラインの入ったタイヤを装着、合わせてバーテープも交換して機材は準備完了である。
11月3日(祝)に博物館のイベント「ロードバイクスクール」にこのバイクを使用した。リラックスして乗れて、ショックは吸収するが、コーナーでは安定する素晴しいものだ。
機材の進化はすごいと思う。21年前に今の家に引越した時は、マウンテンバイクで通勤していた。毎日通勤で走ると週末には疲労感が残り始めた。2000年からツール・ド・おきなわに参加するようになって、ロードで走るようになったが、軽い走りで片道15kmの通勤が全く苦にならない。今回組み直したようなロードがあるなら60歳を越えても片道15kmの通勤は苦にならないと思える。
最後に、実は個人的理由によりツール・ド・おきなわをキャンセルしました。また来年再挑戦します。(中村博司 )
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おきなわ用に準備した「戦う武器としてのロードバイク」。5年位レースに使った後、通勤バイクにする予定。
posted by bikemuse at 15:29| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする