(1)博物館便り
先週末に写真コンテストの審査を行った。毎年秋に締め切っていて今年で9回目になる。
応募作品は4年前の800点ほどが最高で、それ以降は減少傾向にある。用意している賞品が自転車だが、写真を趣味にしている人にとって自転車はそれほど魅力的な賞品には見えないのかもしれない。またデジカメ化が進み、どこの写真コンテストも応募作品数は減っているようだ。
そこでいろいろ考えて、クリスマスカードと年賀状をまとめてカードの部を設け、そのまま送っていただくだけでコンテストに応募できることにした。
昨年からカードの部の応募を始めたばかりで、情報が周知できておらず応募は少なかった。でももう少し気長に様子を見たい。
審査結果は2月20日発売の「サイクルスポーツ」に掲載されます。
(2)通勤サイクリング
仕事柄取材を受ける機会が多い。今は寒いが、もうすぐ春が近くなると自転車をテーマにした特集企画が組まれることが多くなる。企画はだいたい2種類あって、「自転車博物館の紹介」と「自転車を楽しむ情報の提供」が多いようだ。
今年はリニューアルを行っているので、紹介が多くなるだろう。もうすでに3件程取材を受けた。
一方楽しむ情報は3月に入ってから増えると思うが、それに備えてシマノが供給しているサイクルジャージー類のサンプルを受取った。カッコ良く言うと「走る広告塔」を演じるための必需品だ。
真冬用のジャージーの提供も受けたので、早速着用して走った。
自転車の部品やタイヤの進化については本当に素晴しく良くなったと思っていたが、今回はジャージー類の進化にちょっと感動してしまった。
先週の毎週日記に、「真冬での朝と夜のサイクリングは楽しいと思える事は少ない」と書いたけれど、考えを改める程に良かった。
ポリウレタン素材を主に使うこのジャージーは、厚くて少々重いのは事実だが、ハイネックの効果もあってその分暖かい。しかし、動きが重要な膝部分は動きが軽くできる素材を使い、体にピッタリ吸い付くように着るので、肩にウェアの重さが集中せず着用できる。
仕事が遅くなって、冬の寒空の中をこれから15km走って帰るのかなと思う事もあったが、このジャージーを着用してストレスが1つ減った。通勤サイクリングを気持ちよく継続するためには、こうしたストレスになる事を少しずつ減らすことが大事だとつくづく思った。もっと軽く走れる自転車、もっと快適に走れるコースなど、私は相変わらす欲張りです。(中村博司)