2007年02月24日

★2007年2月第4週

[ 2月25日 共に人生を歩んでいる自転車たち]
(1)博物館便り
実は、オランダとベルギーに出張中です。
私は1973年に、誕生間もない自転車レース用部品DURAACEと共に欧州プロレースに参戦し、9ヶ月間メカニックとして働いたことがあります。春のパリーニースから秋のジロ・デ・ロンバルディアまで9ヶ月間欧州に滞在し、プロレースの実状とDURAACEの改善すべき課題について毎週リポートする仕事をしたのです。その所属したチームが、ベルギーのZedelgemという町にあった、フランドリアという自転車メーカーのチームだったのです。
当時はフレディー・マルテンスというスプリンターがいて、彼はその後、2度世界チャンピオンになりました。
その時のキャプテン、ゴッドフロート氏は東京オリンピックの銅メダリストで、後にドイツ・テレコムチームの監督にもなったので、記憶している人もいると思います。
そのフランドリアチームが解散して30年になるのを記念して式典を行うので、初めてシマノから派遣された私に出席してほしいとシマノヨーロッパから要請が来たのです。
今ではシマノもDURAACEも欧州で確固たる地位を築いていますが、その第一歩のレース参戦において多大な協力をいただいた事に感謝するため式典でスピーチし、合わせてシマノが自転車文化のさらなる発展のために、博物館のリニューアルに取組んでいる事をお知らせしたいと考えています。
この式典のあと、オランダの自転車博物館ベロラマを訪問し、「国際自転車歴史会議」で知り合ったムート氏に会って、旧交を温め、2年前に入手したラントン型三輪車について情報収集したいと考えています。
来週にはこの式典等についてリポートします。

(2)通勤サイクリング
先週18日(日)は泉北ニュータウンを一周する健康サイクリングを実施しました。土曜日午後から雨になり、
18日朝も路面がしっかり濡れていましたが、雨は止んでいましたので決行です。
15人の予約がいましたが、欠席者も出て10人とスタッフ2人の12名で、約24kmを2時間かけて走りました。
途中荒山公園では、梅林の中を自転車を押してゆっくり歩き、梅の花を観賞し、花の香を楽しみました。
私も路面が濡れていたので、泥除け付サイクリング車を使いましたが、参加者の中にも昔のサイクリング車で来た人が3人もいました。
ダウンチューブに変速レバーがついた、懐かしいモデルです。
この自転車もオーナーの団塊の世代の青春時代から共に人生を歩んできたのだと思うのです。そう考えるとこれからも頑張って走ってほしいと思う気持ちになりました。(中村博司)
07.2-4.jpg 


健康サイクリング参加者と荒山公園の梅林にて。
posted by bikemuse at 12:35| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2007年02月17日

★2007年2月第3週

[ 2月18日 ランプは早すぎるなと思う時に点灯しよう]
(1)博物館便り
2月12日にマウンテンバイクツーリングの中級を実施した。
1月はみぞれまじりの雨と強風の中を強行したが、今回は一転して4月と思わせる陽気の中で行った。 参加者も18人と多くなった。多くなった理由は、私達が走っている時に出会い、飛び入り参加した人が2人いたからである。
暖かい陽気に誘われてマウンテンバイクに乗りたくなったようだ。
自転車に乗る事を通して友達の輪が広がる。そんな実感をさせてくれた。また、川沿いの道を走っていたら、お母さんと小学生の息子さん2人の3人連れに会った。このような舗装されていない道で自転車に乗った人に会うのは初めてである。この道が舗装された自転車専用道路だったら、もっと多くの人が自転車で安全に走れると思う。
日本にはまだまだ有効利用されていない道があるはずだ。 こんな道を自転車用に活用していくよう提案していきたいと考えている。
07.2-3.jpg


マウンテンバイクツーリングで天野街道を走る



(2)通勤サイクリング
毎日日没が遅くなっている。帰り道は、暗いより明るい方が気持ちが良いのは誰もが感じる事だ。
さらに暖かくなると思えば、心もはずむ。しかし気をつけないといけない事がある。いつランプを点灯するかという事だ。
私たちは自転車を利用しているから、自動車がランプを点けていなくても、大きい物体だから認識できる。しかし自動車運転手から自転車も同じように見えると思うのは大間違いだ。
実は日没時間が最も事故が多い時間帯だそうだ。昼間との比較では発生件数、負傷者の面で何と3倍、死者数は1.3倍だそうだ。これは自動車から見て、歩行者や自転車が見えにくい事が事故の増加を招いているようなのだ。
自動車でなく、歩行者や自転車が見にくくなったと思ったら、自分に危険がせまっている信号である。
点灯することで、自分の存在を周囲にアピールし、自分の安全に役立つのだ。そういえば自動点灯センサーの付いたハブダイナモは点灯のタイミングが、私の感覚よりかなり早いと思ったことがある。自動車のブレーキランプが明るいと感じたら点灯しよう。事故が起ってからでは遅いのである。(中村博司)

posted by bikemuse at 12:46| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

★2007年2月第2週 

[ 2月11日 大人のための自転車入門第3刷決定]
(1)博物館便り

先週お知らせした子供達の絵を3階の天井に貼る工事が始まった。
想像以上に大きくて迫力があって、とても楽しい。ねらいは見事に当たったという感じである。個人的にはとても心配だったけれど、これで安心できる。さらに嬉しいことは、この絵を描いた子供達とその保護者の方、先生方も皆がこうした絵を使うことで子供達の自信になると喜んでいただけたことだ。
こんな形でこの博物館は地域の方々との連携を深め、地域の方々の協力を得て今後の活動に大きな希望を持つきっかけになったようだ。今後ともこうした取り組みを継続して行こうと思いを強くした。
07.2-2.jpg






3Fの子供達の絵の天井装飾工事


(2)通勤サイクリング
今年の冬は暖冬だと汗のかき方でわかる。
暖かい冬用ジャケットを着用して、用心してさらにウィンドブレーカーを着て走るとアンダーウェアが汗まみれだ。かといって走り始めに体を冷やして風邪を引くのは絶対出来ない(仕事に追われてます)のでついつい着込んでしまう。
でも手足と、頭が冷えることがない。吸い込んだ冷たい空気で、鼻の奥が冷えて頭痛がすることがないのは本当に嬉しいものだ。
冬が暖かいという追風を自転車利用、自転車通勤人口の増加という形で利用できないか・・・!
3階のこどもの絵のように大きな夢を持って、夢の実現に向けて出来る事を見つけ、活動を続けたいと思う。
だけど冬は自転車通勤らしき人と出会うのが少なくなるのは寂しいですね。早く春が来ないかな・・・。
でも先週は嬉しい連絡が入った。日経新聞社の私の初めての本「大人のための自転車入門」が第3刷を決定したのだ。
春に向けてこれから自転車を始めるためにこの本を買う人が増えたのかな、と嬉しくなりました。(中村博司)




posted by bikemuse at 15:18| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2007年02月03日

★2007年2月第1週

[ 2月4日 今日が一番若い。チャンスを生かそう]
(1)博物館便り
博物館のリニューアルは一部心配なものもあるが、全体としてはまずまず順調に進んでいる。
今回のリニューアルで、3階のドーム型天井のデザインについてはいろいろ検討した結果、絵画コンクールの応募作品の絵を拡大して使うことになった。
もともと当館の入館者の8割は小学校の団体及び、絵画コンクールの絵を描きに来る小学生や保護者で占められている。
2階の展示は、本物のクラシック自転車が圧倒的な迫力とボリュームで歴史の重みと文化の高さを見せる空間になる。しかし一転して3階では、楽しく夢のある空間に自転車を活用した、豊かで健康的なライフスタイルを提案するフロアになる。
その空気は明るくて、夢のある空間にしたいと考え、今回は子供の絵で素晴しい空間になるだろう。そこで先週と今週は子供の絵を館内で使わせてもらうため、小学校や幼稚園、場合によっては子供達の自宅へ、承諾をいただくため訪問している。 子供の絵にも当然だが著作権はあるのだ。
こうした1つ1つの積み重ねでリニューアルは進んでいくのです。

(2)通勤サイクリング
先週は、日本学生自転車競技連盟の創立70周年の記念式典に出席するため、東京へ行ってきた。
私は学生時代にレースに打ち込み、3年の時に全日本のロードで優勝し、選ばれて日本代表チームの一員としてニュージーランドにも遠征した。その恩返しにもなるので、博物館に来る前には出来るだけ学生連盟のお手伝いもさせてもらっていたが、式典において長年連盟の活動に功績があったので表彰するという通知が来た。少々複雑な気持ちになった。
今でもツールドおきなわに参加し、現役選手の気分でいる自分がいる。しかし学生の活動に協力するOBとして長年の功績に対し、表彰される存在である自分とがうまく一致しないのだ。今年59歳になるが、改めて自分の年齢を思い起させられてしまった。
しかし59歳は、ツールドおきなわで200kmをエントリーする最後のチャンスの年でもある。
このチャンスはもう2度と来ない。「これからの人生において今日が一番若い」という考え方で、与えられた機会を生かすよう頑張りたいものです。(中村博司)
07.2-1.jpg

いただいた表彰盾です。







追伸 : 2月4日午前9時より12時40分まで、東京明治神宮外苑でこの70周年を記念した1.5kmの周回コースを学生選手を中心に、自転車レースが行われます。
都心でレースを見る機会はめったにありませんからお近くの方は見に行って下さい。


posted by bikemuse at 17:11| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする