2008年10月31日

★2008年11月第1週 

[ 11月2日 ツール・ド・おきなわをキャンセルしました。]
(1)博物館便り
昨年までシマノと博物館が協力した経産省のキャリア教育プロジェクトは、南大阪地域大学コンソーシアムが作った教育プログラム(こんな自転車欲しかってん)だった。経産省が予算化したこのプログラムは3年間の計画が終了した。
このプログラムを当博物館のコンテストにしたいと考えて準備をして、夏休み前に堺市立の高校、中学、小学校へ応募用紙を配布した。また当館のホームページから応募用紙をプリントアウトできるようにした。テーマは今、話題の「幼児2人を安全に乗せられる3人乗り自転車」である。これは10月15日に〆切られ、339作品の応募があった。多くの学校の参加があり、一応初年度としては成功だと思う。ただ改善すべき点も多くあるのは事実だ。
さてその審査は10月末に行った。表彰式は11月22日(土)に当館内で行うが、作品の展示も同時に開催する予定だ。子供達がこのコンテストに参加する事を通し、思考能力、問題解決能力を高めてくれる事を目的として実施しているのであって、新しい自転車のアイデアを求めているのではない。でも光るクラゲの研究が人類の病気を研究するうえで、画期的成果を上げているとノーベル賞が出るのですから、20世紀のマウンテンバイクのような既成概念を打ち破る自転車のアイデアが出てこないかとほんの少し期待しているのです。

(2)通勤サイクリング便り
秋も深まり、日没が早まるだけでなく肌寒く感じる。
朝はウィンドブレーカーを着て出発し、下り坂が終って平地を少し走ると暖まり、信号待ちを利用してウィンドブレーカーを脱いで後ろポケットに押し込む。青信号に変わると気合いを入れて全力疾走・・・なーんて毎日飽きることなく繰り返している。これも11月のツール・ド・おきなわに向けてのトレーニングのつもりである。
残念なことに今年は沖縄はキャンセルした。85kmにエントリーし、参加料も払い、ゼッケンNoの連絡も届いているのだが、仕事が多すぎて(これは自分で決めたことだ)無理をすると、昨年の入院騒ぎの再現と感じたからだ。特に時間を必要とするものは、本の執筆である。まだ題名も出版日も決まっていないが、本当に多くの時間と労力が必要だ。この本については年末か1月頃にはお知らせしたいと考えている。(中村博司)
08.11-1.jpg多くの本も出し、欧州で活躍する砂田弓弦氏の写真マガジン、チクリッシモである。今年からベルタ・エスパーニャ(スペイン一周レース)のケーブルテレビの生中継が始まり、23%の急坂があるアングリルには驚いた。真に魔の山にふさわしい。見ている分には面白いが、選手の膝はまちがいなくトラブルを起こすはずだ。だから数年に1回しかここを通らないのだろう。

posted by bikemuse at 12:40| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年10月25日

★2008年10月第4週

[ 10月26日 明日香村の棚田を走りました。]
(1)博物館便り

昨年まで3年間、キャリア教育として「こんな自転車欲しかってん」をテーマに新しい自転車を企画することを通して思考能力、問題解決能力を育てるプログラムに協力してきた。
今年からはもう少し広い視野を持ち、環境問題の視点から「レンタサイクルを生かしたまちづくり」というプログラムに協力することになり、先週その授業のお手伝いをしてきた。
今回のプログラムは従来通り、南大阪地域大学コンソーシアムが作り、シマノと博物館がお手伝いをするため小学校の授業に協力した。当館からはスペインのバルセロナ市で行われている「スマートバイク」と呼ばれるコミュニティサイクルの現物を持参し、外国でこの自転車が使われる利用システムなどを説明した。私にとっても新しいプログラムを勉強中であり、詳しい内容についてはまた報告したいと考えている。

(2)通勤サイクリング便り
先週の健康サイクリングは近鉄橿原神宮前駅に集まり、明日香村を走った。この近くにお住まいの、健康サイクリングの常連さんの一人が案内役をして下さった。私は最後尾を走った。
天候に恵まれすぎて、団体で散策する人も多く、時には混雑を避け予定のコースを変更した。甘樫丘の横を通り、石舞台古墳が良く見える丘の上で休憩。その奥へ進むと一面に棚田が広がっている。棚田を散歩したり、稲刈りの体験をしている人も多かった。その棚田のそばには案山子が趣興をこらして並んでいる。毎年の恒例行事で、毎回私達もこの時期に来ているのだ。歩行者も多いので、ゆっくり走った。
参加者の一人が誰かと話している。新聞社の人だった。このサイクリングについて質問を受けていたので、博物館のイベントで毎年この時期にここを走ると説明した。サイクリングイベント中に取材を受けたのは初めてだ。そのあと欽明天皇陵(明日香村唯一の前方後円墳)と高松塚古墳を回り、昼頃に無事駅に戻った。30人程の大グループで途中迷子になりかけたが、何とかスケジュール通り終了した。そのあと私は一人で竹内峠を越えて博物館へ約40kmを2時間程かけて戻った。今回は旧道の登りを発見したので、その道を走ってみた。急坂に変わりはないが、車止めのある静かな道で、古き時代の旅人に会えるように感じられる風情のある道だった。大阪側の下りは車道をスピードに乗って下ったが、下り終わって信号待ちの時、脚と前輪が触れて、熱い! ブレーキの摩擦熱はすごいですね。 (中村博司)
08.10-4.jpg案山子の立つ棚田の道をゆっくり上った。





08.10-4-1.jpg古代の国道一号線である竹内街道の難所、竹内峠の奈良側には森の中を走る3m幅しかない風情のある道があった。


posted by bikemuse at 12:18| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年10月17日

★2008年10月第3週

[ 10月19日 路上に寝そべる犬や猫に注意したい季節が来た。]
(1)博物館便り
先週の13日(祝)は自転車ライフ体験セミナーを堺市のセカンドステージ応援団講座との共催で実施した。セカンドステージとは、定年退職後の生きがいや仲間づくりのため堺市が行っている事業である。
このセカンドステージの講座に参加している12人と、当館に申し込まれた5人の17人を対象に実施した。このセミナーは今までは多少でもスポーツバイクに乗る人が中心であったが、今回は全くスポーツバイクと関わりを持たず、お買物自転車しか知らないという女性が5人程も参加していた。
パンク時にチューブを交換する体験を2人1組でやってもらったが、賑やかなことで、いつもとずいぶん空気が異なるセミナーになった。そのあとサドルを脚の長さに合わせて調整してもらった。サドルからお尻を前に降ろして信号待ちをし、青信号でペダルを踏みながらサドルにお尻を降ろす練習や上り坂、下り坂、8の字走行など、実習を行った。お買物自転車しか乗った事のない女性達は「自転車の事は何も考えずに乗っていたけど奥が深い」などと言って熱心に受けてくれ、楽しい講習になった。
昼食後は堺市内の自転車散歩に出発だ。履中陵、仁徳陵を回ったあと、環濠のあとに作られた土居川公園を北上し、高須神社、鉄砲鍛冶屋敷、刃物会館、与謝野晶子生家跡、千利休屋敷跡、木製灯台、日本一低い一等三角点の設置されている蘇鉄山などを巡り、4時に無事終了できた。
参加者も大満足の様子である。天候にも恵まれ、自転車に乗る楽しさと、私たちの住む堺の魅力を発見してもらえて、私も大満足である。

08.10-3.jpg高須神社のある場所は堺の芝辻理右衛門が大阪の陣で大砲や鉄砲500丁を徳川家康の求めに応じて納めた事で、この地を拝領した。この場所は堺の北東にあり、鬼門にあたるので、神社としたと伝えられている。

(2)通勤サイクリング便り
朝夕の冷え込みが増し、夕方の日没時間が毎日短くなっている。この時期は着用するジャージーで迷いが出る。半そでジャージーでウィンドブレーカーを着用するか、長袖ジャージーだけで走るかである。パンツもそうである。長パンツは朝は良いが、帰り道では上り坂中心なので暑くて半パンツになりたくなる。
そうは言っても、この時期は暑くも寒くもなく、自転車で走るのにはベストシーズンと言って良い。また日没時間が早くなると、ハブダイナモの明るい光が力を与えてくれる。毎日暗くなってから、博物館に隣接する大仙公園の中を通り抜けて帰路につくのだが、木立の中の小道の中央にマンホールがあり、その上に猫がいつも座っている。マンホールの蓋が暖かいのだろうか?明るいハブダイナモだから猫を発見して避けられるのだ。
実は25年前に帰宅する道に犬が寝ていて、私のブロックダイナモの光は暗くて発見が遅れ、乗りあげて転倒した苦い経験を持っているのです。(中村博司 )

posted by bikemuse at 15:23| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年10月11日

★2008年10月第2週

[ 10月12日 伝統は作られるもの。新しい伝統の誕生に乾杯。
(1)博物館便り
先週土曜日は夏休み絵画コンクールの表彰式を行った。
賞には特選6作品と準特選にあたるサクラクレパス賞21作品、入選にあたるミキハウス賞100作品、努力賞380作品がある。すべての方に表彰式に来ていただきたいのだが、当館にはそれだけ広い会場が用意できない。約500人の児童には保護者の方が来られるので、約1,000人が入れる会場はない。そして駐車場も500台分保管する事は不可能だ。従ってミキハウス賞以上の方に案内状を出して、来ていただいた。それでも200人以上の方が座れるホールはないので、2階のクラシック自転車の展示場を利用し、展示車をすべて安全な場所へ移動させて会場を設営した。
たった1時間の表彰式だが、何ヶ月も前から駐車場の確保など準備を進めてきた。
ゲストにはまず日本一周サイクリングをして日本を知る事から始め、世界一周の資金も節約して預金し、計画的に作ったという諏訪の小口良平君に来てもらい、子供達に夢を持って周到に準備すれば夢は実現するという話をしてもらった。
その日本を回る旅で、多くの方のメッセージを書き込んだポロシャツを子供達に見せ、人との出会いを大事にする旅の姿勢もアピールしてくれた。私もメッセージを書いてほしいと言われて「困難を力に!」という言葉を贈った。
旅をする事は多くの困難に出会うことだ。その試練を自分で乗り越える力をつけることで人は成長するのだと思う。旅先では親も友達もいない。その中でいかにして危険を回避し、旅を安全に続けるかが試される。困難な場面が少ない日本の平和で幸せな生活では、人は大きく成長できないのではないか?世界に出れば紛争地域も多く、日本では考えられない状況があるにちがいない。それを乗り越える力をつけてほしいと願って「困難を力に!」という言葉を書かせてもらったのである。
08.10-2.jpg



小口良平君の持参したポロシャツに私の贈る言葉を書き込んで記念に写真を撮った。


(2)通勤サイクリング便り
絵画コンクールの表彰式の翌日は久しぶりに母校を訪れた。立命館大学びわこ草津キャンパスで行われたクリテリウムレースの観戦と応援、またそのあと開かれた祝勝会に出席したのだ。
8月に行われた大学選手権(インカレ)のスプリントで石口慶多選手が優勝したのだ。実に立命のインカレ優勝は1952年の第8回大会で阿部泰三氏(故人)がミスアンドアウトレースとロードレースで優勝して以来56年振りの優勝とのことだ。私は全日本のロードで1970年に優勝したが、インカレの優勝はない。
私は立命館大学自転車部のOB会長という立場もあり挨拶もさせてもらい、部員と出席してくれたOBの人達とその喜びを分かち合った。
立命館の伝統から言えば、ロードレースが強いのだが、今回はスプリントという短距離のレースでの勝利であり、母校には新しい伝統が生まれつつあるかと感慨深いものがあった。(中村博司)


posted by bikemuse at 14:48| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年10月03日

★2008年10月第1週

[ 10月5日 雨天は細心の注意をして走ろう]
(1)博物館便り

9月21日にフランドリアチームのレーサーが届いた事をお知らせした。その時同時に届いたオランダのコンフォートバイクを今回は紹介したい。
オランダの老舗自転車メーカーであるバタバス社が、中年のカップルが自転車散歩を楽しむ提案として出している。そのシリーズ名はロイヤルクラスと名付けられ、カタログには60歳代と思われるカップルが運河沿いの自転車道をゆったり走っている写真が使われている。こうしたライフスタイルを持つ人がオランダに多い・・・・、あるいは、これからこういう人達が増加する事を見越して提案していると思う。
こうしたオランダの自転車文化、自転車を楽しむライフスタイルを紹介したいと考えて入手したものだ。11月頃には3Fの自転車ライフを提案するフロアに展示を予定している。

08.10-1男性用コンフォートバイク





08.10-1-1女性用コンフォートバイク





(2)通勤サイクリング便り
台風15号の接近で先週は雨天が続き、涼しくなって快適に走るということはなかった。まだ雨に濡れて寒い気候ではないが危険が多いので、細心の注意が必要だ。 
@まずドライバーから自転車利用者が視認しにくい。そのために黄色かオレンジの明るく目立った色のレインジャケットを着用しよう。またヘルメットの下にキャップを着用すると前が見易い。傘さし運転は論外だ。
Aブレーキ性能が確実に低下する。特にブレーキシューが摩耗していると、シューの水切り効果がさらに制動距離を伸ばしてしまう。チェックして早めに交換しよう。
走っている時は通常の7〜8割のスピードで走ろう。制動距離から考えると、スピードは半分位にしたいと思うが、そこまで時間に余裕がないのは私だけではないだろう。路面が濡れるとコーナーはスリップしやすい。また鉄板や路上のペイント部も滑りやすいので、ブレーキをかけず真っ直ぐ走ろう。
B雨天は路面のガラスや金属片といったものがタイヤに付着しやすい。それが何回かタイヤに押し付けられている間にタイヤに突き刺さるようだ。ゴムの厚いタイヤが望ましい。
C私は雨天専用の泥除け付自転車を使用する。泥はねを防ぐだけでなく、自転車の汚れも少なくしてくれ、あまり嬉しくない 雨天の走行を、少しだが楽しいものにしてくれる。
D走り終わったら、とにかく体が暖かい間に着替えよう。濡れた服を着用すると体温が奪われ風邪をひくもとだ。(中村博司)

posted by bikemuse at 16:16| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする