2008年11月29日

★2008年11月第5週 

[ 11月30日 雨でも自転車で走るという熱い心に感動]
(1)博物館便り

先週22日(土)は「こんな自転車欲しかってん!コンテスト」の表彰式を当館で行った。堺市長賞、教育長賞、優秀賞、努力賞の受賞者約30名とその保護者も合せて約100名に集まっていただいた。
市長賞を受賞したのは東京の女子高生だったが、遠路駆けつけて下さり、感謝である。
第1回目のコンテストであり、募集、審査、表彰作品の展示や表彰式の準備等、絵画コンクールの経験が生きたものの、不安一杯の新イベントも今回の表彰式で無事終了して一安心である。しかし課題も多く抱えている。このコンテストの開催目的であり、審査の基準としている @問題解決のためのアイデア・発想 A問題を解決するための論理的思考 などは、大人でも大変難しい課題である。この課題を適切なテーマとして設定することが必要だ。また審査に大変な労力と時間を必要とする。審査の公平さ等を保つためにも簡略化した審査が出来るように応募用紙の改善が必要だ。終わったばかりだが、来年に向けてやる事が多い。
コンテストのテーマ「幼児2人を安全に乗せられる自転車」の入選作品を当館の3階に展示していますので、是非御来館下さい。
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(2)通勤サイクリング
11月に入って、週末に雨が降る事が多い。当館の自転車散歩は10月と11月の開催予定日に雨が降り中止になった。23日(祝)は幸い天候に恵まれ、今年最後のロードバイクスクールは10人の受講者を迎え、気持ちよく実施出来た。来月から3月までは、マウンテンバイクのツーリングを実施する。蛇と蜂が冬眠しているので、自然の中に安心して入れる季節こそ、マウンテンバイクの季節だ。
さて24日(振休)は健康サイクリングを予定していた。しかし天気予報は無情にも雨マークだ。雨であっても1人でも走りたい人が来たら走る事にしているので、少雨の中をスタート地点である柏原市役所駐車場へ行った。途中キャンセルの電話も何本か入ったが、現地には熱心な参加者が5〜6人も待っていてくれた。出発予定時間には10人も集合した。幸い雨も止んだので、石川サイクルラインを通って富田林市内の寺内町を見学したあと錦織公園へ行った。小雨の中、公園の休憩室で参加者の1人がコーヒーを用意して待って下さっていた。温かいコーヒーは本当に有難い。しかし雨は勢いを増して本降りになった。また15km走って集合地点へ戻った。今回は常連さんを中心とした参加者だが、雨でも走りたいという熱い気持ちが、私にはとても嬉しかった。(中村博司)
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富田林市にある大阪府営の錦織公園の休憩所でコーヒーをいただく。しかし雨が白い線となって降り続いた。

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2008年11月22日

★2008年11月第4週

[ 11月23日 自転車に対するイメージが変わる転機になるか]
(1)博物館便り

先週始めに「こんな自転車欲しかってん!コンテスト」を授業で取入れて下さった学校の発表会に出席し、審査のお手伝いをしてきた。コンテストは応募用紙に記入して郵送等で提出していただくのだが、この学校は20時間の授業で、6〜7人のグループに分かれて「幼児2人を安全に乗せられる自転車」に取組んでいた。残念ながら授業の関係でコンテストの〆切に間に合わず、審査の対象にならなかったが、148人もの子供達が安全な3人乗り自転車の課題に取組み、元気一杯に発表してくれた。ただ思考は 、3人乗りは不安定→二輪車から三輪車へ。重くなるので電動アシストをつける。パンクせず安定する太いタイヤといったアイデアに集中して、基本構成が同じような内容の発表になったのは残念だった。しかしその中で、ハンドルを握りやすいものにするとか、太陽光発電を組込んだ屋根をつけるなど、それぞれに工夫が見られた。前輪が2つあって、上り坂では小さい車輪に切換えをすると乗車姿勢が水平になり、坂が楽に上れるはずだという珍アイデアもあり楽しかった。

08.11-4.jpg手書きの絵を使って工夫を凝らした発表の様子。




(2)通勤サイクリング
11月9日の毎週日記で紹介したが、大丸心斎橋店のBIKER COATの展示に当館の自転車9台と車輪が1本展示協力した。
お店の入口近くにあった案内所で撮影の可否を聞いた。店内は撮影禁止だが、店の外からショウウィンドウを撮影することは問題ないとの事で、撮影した。
大丸心斎橋店は御堂筋と心斎橋筋に面しており、それぞれ2面ずつ展示がされていた。夕闇がせまるなかで光輝くショウウィンドウは美しくディスプレイされ、1970〜2000年頃の少々古くなったロードバイクもとても美しく見えた。思えば、1989年のイタリア・ミラノショーを見学に行った時、ミラノ市内のイタリアを代表するファッションブランドのショウウィンドウにマウンテンバイクがファッションの小道具としてディスプレイされていたのを思い出した。それまで自転車はジロ・デ・イタリアに代表されるスポーツの世界での認知度は高いものの、一般市民までが関心を持つという地位にはなかったと思う。
ヨーロッパにおいてこの頃から自転車に対する市民の意識が、スポーツという概念から広くファッションや、おしゃれな生活のアイテムとして認められるようになったと思う。
今回の大阪を代表する高級百貨店でのショウウィンドウの展示で、自転車の社会的地位が向上する転機になるかもしれない。そんな思いで美しいディスプレイを眺めました。(中村博司)
08.11-4-1.jpg御堂筋に面したショウウィンドウに5日から18日までの2週間、美しくディスプレイされた。ロードバイクが美しかった。

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2008年11月15日

★2008年11月第3週

[ 11月16日 レース用自転車の迫力の違いはどこから?]
(1)博物館便り
先週は堺観光ボランティア協会が実施する「ホスピタリティ養成講座」の団体見学を受け入れた。広く市民に希望者を募集し、何回かに分けて堺市内の観光スポットを回り、堺の魅力を知ってもらう事で、広く堺の良さを発信している。この講座を受講した方を中心に、堺観光ボランティア協会が結成され、堺の観光の発展に大きな力を発揮している。
今回は約40名の受講者とボランティア協会の方10名程に、自転車が21世紀の課題(健康・環境)に役立つこと、自転車博物館の活動を説明し、そのあと館内説明をした。受講者は50〜70歳位の方が多いようで、自転車の魅力を再発見していただいたようだ。、堺自転車地図を希望する人も10名以上いた。「日本で唯一、堺にしかない自転車博物館です。是非自慢してお友達を連れて、また来て下さい」とお願いした。
実はこの堺観光ボランティア協会の方に、日曜日と祝日はメンバーの一人に常駐してもらい、館内の案内をお願いしている。
自転車を展示し、説明パネルを置いたり、映像を見せたりしても、来館者に感動を与える事は難しい。しかしそこに人がいて、その人の堺の文化財や自転車への思いを込めて説明すれば、印象は全然異なったものになる。感動を与えることができる。
私がすべての来館者に説明する事は不可能なので、堺観光ボランティア協会に協力をお願いしているのである。

(2)通勤サイクリング
今週末はまだ暖かい日が続いているが、いよいよ来週水曜日あたりから寒くなるようだ。最高気温は堺市でも11〜12度になり、12月下旬並みの気温だそうだ。
いよいよ冬用の通勤ジャージーを着用する季節が来た。軽快な薄着から厚いジャージーに変えるのは嬉しいことではないが、寒さを確実に防いでくれる。特に最近は暖かいジャージーがたくさん供給され、シューズカバーや手袋も良くなったので、真冬の朝の凍える気温の中でも楽しく走れるようになった。もちろんロードバイクの進化も著しい。30歳代の時、会社へ15km離れた自宅を購入したが、定年になる頃まで、この距離を毎日通勤する体力を維持できているか自信がなかった。しかしなってみると「全然問題ない」のである。しかしこれは体力、体調の維持だけでなく、ロードバイクの進化も著しいと思う。
写真は先週のツール・ド・しものせきで撮影した阿部良之選手のKOGAと私のアンカーである。阿部氏のタイヤはレースにも使うという23c、私のは21cと細いのだが、何か迫力が違うと思うのは私の思い込みなのだろうか。(中村博司)

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2008年11月08日

★2008年11月第2週

[ 11月9日 大阪御堂筋の大丸心斎橋店で、自転車がファッションのお手伝い]
(1)博物館便り
10月26日の毎週日記に書いたキャリア教育だが、今年は小学校4校と中学校1校の5校で実施している。
「自転車を活用したまちづくり」をテーマにした学校が2校と、その学校のある地区堺市の環境を良くするために、自分達で何が出来るかを考えるというテーマで3校が取り組む。
私は3校の学校の授業に参加し、スペインのバルセロナ市で使われているコミュニティーサイクルを持ち込んで、その説明をした。自転車の活用を考えてもらうのがミッションなのだが、やはり目の前にある特長のある自転車を見てしまうと、質問が「なぜ前輪が小さいのか」等自転車に集中してしまった。大人に対しても難しいコミュニケーションだが、子供達にこちらの意思をうまく伝え、自主的に考えてもらう授業の難しさを思い知らされた思いです。しかし、子供達の自主的な取り組みが必要だということは、分かってもらえたと思う。12月〜来年2月の発表会が楽しみである。
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バルセロナ市のコミュニティーサイクルの利用状況や市民の声をDVDで見せ、本物のバルセロナ市のコミュニティーサイクルを見せて、子供達に説明した。

(2)通勤サイクリング
11月3日の文化の日は、3回目の開催になる下関市のサイクリングイベントに行き、下関市長の走りをサポートしてきた。
今年からイベント名を「ツール・ド・しものせき」に変更し、参加者も初めて1,000人を超えた。11月の開催で過去の大会のように雨にならないかと心配もしたが、幸いにも天気に恵まれ最高のサイクリング日和だった。参加者は地元の山口県と福岡県の方が半分以上、たぶん3分の2位を占めていると思われる。
スポーツバイクに乗る人は大都市中心の方が多いのかと考えていたのだが、確実に日本全体に広がりを見せている事に驚き、嬉しく思った。
参加者の約7割、730人がロングライド130kmにエントリーしている。私は、市長が今までのロングライトから今年はミドルライド45kmに変更したので45kmを走ったが、このクラスは180人のエントリーだった。それ以外は自転車さんぽ(ソロ、チーム、ファミリー)の参加者は93人だった。
実際に走ってみて、毎回思う事は、地元の方々の献身的協力に支えられていることだ。市役所の方を中心としたスタッフと共に、「いってらっしゃい」「がんばって」「お疲れ様でした」と交差点などで、コース誘導など担当していただく後期高齢者と思われる方から、たびたび声を掛けられた。こんな気持ちの触れ合い、歓迎されているという実感がこのサイクリング大会の魅力であり、参加者が毎年増加する理由になっていると思う。(中村博司)
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エイドポイントでの「暖かいもてなし」はお腹のすいた自転車乗りにとって、最大の喜びを提供してくれる。新米のおにぎりは本当においしかった。

【お知らせ】
大丸心斎橋店でサイクルコートという短めのコートが売り出され、当館から9台の自転車を貸し出して協力しました。期間は11月5日から18日までで、御堂筋側と心斎橋筋のショウウィンドウと2F・3Fに店内展示されています。営業時間は午前10時から午後8時30分までです。
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