2009年02月28日

★2009年3月第1週 

[ 3月1日 クラシック音楽とクラシック自転車]
(1)博物館便り
久しぶりに、また柄にもなくと言われそうだが、関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるクラシック音楽のコンサートに行ってきた。印象に残ったのは、ヨハン・シュトラウス2世の皇帝円舞曲とエルガーの行進曲「威風堂々」第一番だった。
当館の保有する19世紀に作られた自転車は「クラシック自転車」と呼んでいるが、上記2人のクラシック音楽の作曲家も、自転車が生まれ発達していく時代に活躍した人達だ。
ヨハン・シュトラウス2世は650年続いたハプスブルグ家の本拠地ウィーンで1825年に生まれ、1863年から1870年まで宮廷舞踏会の指揮者であり、生涯の多くをウィンナワルツの作曲に捧げて「ワルツ王」と評された。音楽も自転車も、その時代、その場所で必要とされたものが生まれている。という事で共通している。
エドワード・エルガーは1857年にイギリスで生まれ、独学で音楽を勉強し、32歳の時に陸軍少将の娘と結婚して、軍人の親族たちと親交を持ち誇りを感じていた。1901年にこの行進曲「威風堂々」は初演され、国王エドワードで7世に絶賛され、今日のイギリスにおける「第2の国歌」と親しまれている。
今回のコンサートの指揮をとった、このオーケストラの首席指揮者である藤岡幸夫氏は英国王立ノーザン音楽院大学に学び、マンチェスター室内管弦楽団の首席指揮者をつとめたが、エルガーの曲の指揮はなかなか任せてもらえなかったと述べていた。
19世紀はイギリスが世界の海を支配し、植民地を持った最も輝いた時代であり、その支配は世界最強の英国海軍によって支えられていた。そうした英国の軍隊を世界へ送り出し、また凱旋の時に必要な音楽として威風堂々は生まれてきたと思う。またオーディナリーからセイフティーへ、自転車の発達は当時の英国の技術力、経済力をなくして考えられない。クラシック音楽はそうした時代を背景に生まれ、発展し、現在は人々に心の豊かさとエネルギーを与える文化として認められている。自転車も全く同じなんだ。そんな事を考えながらクラシック音楽を楽しみました。それを教えてくれたのは関西フィルハーモニー管弦楽団の事務局長さんと指揮者の軽妙なトークでした。トークのあるクラシックコンサートは初めてで、とても新鮮だった。

(2)通勤サイクリング
今週に入って雨が多い。冬の雨は体が濡れて、冷えると風邪の原因にもなるので好きではない。しかし来客の時間もせまり、雨の中を、目立つオレンジ色のレインジャケットを着て安全に走り、体が暖かい間に素早く着替えをする。
泥除け付きの自転車は雨天ではとても有効だ。
私は通勤用自転車として4台の自転車を保有している。2台の泥除け付き雨天通勤車で、サイクリング用の車種分類で言うと、1台はラントナーで、1台はスポルティーフだ。また通勤ロードバイクも2台で、1台はカーボン製とクロモリ製が1台ずつである。
自転車専門月刊誌「ニューサイクリング」から増刊号で、マニアの保有する自転車の特集号を出す予定で、しかも「然るべき方々にお願いして質の高い増刊号の発行を目指したい」との事で、私に協力依頼が来た。名誉なことなのでお受けし、@ロードレーサー A通勤用ロードバイク B雨天通勤用車 Cツーリング用マウンテンバイク D市内移動用車 を紹介するため、撮影した。 今回は通勤車の2台を紹介します。(中村博司)  

09.3-1.jpg晴雨通勤ロードバイク




09.3-2.jpg雨天通勤用シクロスポルティーフ
posted by bikemuse at 08:57| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2009年02月21日

★2009年2月第4週

[ 2月22日 春の到来を体で感じる梅林]
(1)博物館便り
例年の行事「いきいき自転車フォトコンテスト」の結果発表と作品展示を開始した。
今年で11回目となる。自転車の面白さ、楽しさを写真を使って発信するのが目的だ。
言葉というものは「うまく言えないけど・・・」といったように、思いを伝えるには限界がある。写真という視覚を通して 感性に訴えるツールにも限界はあると思うが、力のある写真は多くの言葉よりも有効だと思う。
今年は昨年に比べ応募作品は半減し、100点程しか集まらなかったが、面白いものが多くあり、レベルの低下はないと思う。
この表彰作品はサイクルスポーツ誌の118ページにも掲載していただいている。今年も引き続き実施したいと考えておりますので、シーズン始めより、ナイスフォトを撮って応募して下さい。お待ちしています。

09.2-4-1.jpg写真の部特選 「大開脚」 川上和俊さん




09.2-4.jpg年賀状・クリスマスカードの部特選 群田えみさん






(2)通勤サイクリング
先週日曜日は春の陽気につつまれたが、長く続くはずもなく、2月の寒気が戻ってきた。これだけ寒暖の差が激しいと体調を崩す人も出て来るのではないか?
私も通勤ウェアは気をつけてウィンドブレーカーを寒ければ2枚着る、1枚着る、着ない、といった調整をして対応している。
通勤サイクリングで少し遠回りして、堺市の梅の名所である「荒山公園(こうぜん公園)」に行ってみた。
開花がかなり進んでいる。今週末の健康サイクリングで訪れる予定だ。日曜日で人出も予想される。
この梅林を回る時は自転車を押して歩く。梅の香があたりに満ちて、春の到来を体で感じるだろう。自転車って本当にいいですね。(中村博司)


posted by bikemuse at 11:44| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2009年02月14日

★2009年2月第3週 

[ 2月15日 自転車研究会に出席しました。]
(1)博物館便り
2月に入って「大阪ミュージアム登録証」というA4サイズのカラフルな登録証が届いた。
大阪府は大阪の歴史や自然など魅力的な資源を発見し、内外に発信していく「大阪ミュージアム構想」を推進している。行政が認定するのではなく、府民から推薦されたものを登録するもので、当館を推して下さった方がおられて、登録されたのである。登録証には、今何かと話題の多い橋下知事の署名と印がある。橋下知事の手法、仕事のやり方については異論はあるが、大阪府民の支持率はとても高い。府民の目線に立った考え方、発言が大阪府民の共感を得ているのは間違いない。こうした良い点は見習い、地域社会から高い支持を得る博物館になるよう努力したいと思う。
09.2-3-1.jpg






(2)通勤サイクリング
2月中旬とは思えない暖かい日が多くなってきた。 とは言え、朝夕は十分に?寒く、油断は出来ない。
先週初めに、東京の自転車会館で行われた「自転車研究会」に委員として出席した。(財)日本自転車普及協会が行うもので、その目的はパリのヴェリブに代表されるコミュニティサイクルは、欧州の79都市、アメリカの首都ワシントンでも行われ、日本でも自転車通勤が急増している。また「まちづくり」でも自転車が見直されている。
自転車に追い風が吹いているが、それを生かす方向性がまだ日本では明確でない。 消費者の目線に立った議論をして方向付けをしたいというものだ。
メンバーは座長として、東京海洋大学の兵藤教授、イトーヨーカ堂の執行役員金竹氏、自転車活用推進研究会の小林氏、生活デザイン室主宰の津田氏、世界選手権10連覇の中野浩一氏、自転車ツーキニスト疋田氏、女優で自転車愛好者の吉本多香美さんと、自転車業界を代表して私の8人である。毎月1回の開催で、合計5回の研究会で、6月頃には報告書をまとめる予定である。
今回は都市交通の中での自転車の位置付け、環境整備を進めるために、トヨタ自動車の亘理部長からの講演「自動車交通との共生」、委員の小林氏から「都市交通の未来についての考察」について発表があったあと、議論した。
自動車と自転車は都市の限られた走行空間を奪い合うライバルというイメージがあったのだが、亘理氏からはトヨタが開発中の「iREAL」といったパーソナルな乗り物を、自転車レーンを整備して走らせたい意向を持っていたのに驚いた。自転車レーンを作るため車道を狭めることを認める発言をされ、時代が変わったことを実感し本当に驚いた。(中村博司)
09.2-3.jpg自転車研究会において、起立してして挨拶される兵藤座長。
その左は自転車普及協会会長の阿部氏、左端が私です。


posted by bikemuse at 12:31| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2009年02月07日

★2009年2月第2週 

[ 2月8日 立春は冬至と春分の中間にある]
(1)博物館便り
先週はめずらしい国のお客様をお迎えした。
タイから19名の自転車販売店の方と卸店の方の団体見学である。
東南アジアは暑くて自転車に乗っているのは欧米系の外国人が中心で、地元の人はオートバイに乗っていると聞いていたので少々驚いた。タイの方は英語を話せない人が多く、最初に通訳の方にお願いして、当館の活動について短いプレゼンテーションを行い、来館者用の12分のDVDを見てもらってから、館内を自由に見学してもらった。質問があれば答えないといけないので、一緒に館内を回ったら写真を撮りましょうと1〜2名の方と5〜6回も写真に納まったあと、館内で一堂に集まって集合写真も撮った。タイの方は一様にフレンドリーで熱心だった。
タイにも自転車、それもスポーツ用自転車を根付かせようと頑張っている人達がいる。私も日本で自転車の文化を根付かせようと活動している。そんな共通点があると思うと、より親しみが感じられた。

09.2-2-1.jpgタイ国からの見学に来られた方と記念写真を撮った。




(2)通勤サイクリング 
先週の前半に雨が降って走れなかったが、後半に天気は回復し快調に走っている。また先週は立春を迎えた。立春は冬至と春分のほぼ中間にあたり、日没時間が遅くなってきたのは嬉しい。天気の良い日に55km程を2時間半もかけて走った。この時期はLSD(ロング・スロー・ディスタンス)といって、長い距離をゆっくり走る時期だ。寒い時期は、きつい上り坂を頑張って走ると膝を痛める事が多い。水筒だけ持って走ったら途中で空腹で走れなくなった。いわゆるハンガーノックダウンだ。やはり自転車運動はカロリー消費の多いスポーツですね。
まだまだ寒さは続くと思うが、確実に春が近づいている事を実感する。春が来ると自転車の季節到来だ。しかし自転車もモデルが多く、自分に適した自転車を選ぶのは至難の業だ。
新しく自転車ライフを目指す人、より進化したロードバイクをもう1台購入したいと思う人に参考になる本が出ている。八重洲出版のムック「ロードバイク試乗インプレ 2009」だ。86モデルを試乗したリポートだが、実に多大な時間と労力を費やしているのに感心した。(中村博司)

09.2-2.jpg「ロードバイク試乗インプレ2009」表紙
posted by bikemuse at 11:11| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする