(1)博物館便り
今週は新型インフルエンザの影響を受けて、小学校の団体見学のキャンセルが相次ぎ、今月末に予定していた交通ルールを教える安全運転のための教室も中止になった。この交通ルールを教えるのは、大阪府警察本部交通総務課の女性警官と地元堺市の警察署の方に担当していただいているのだが、各種イベントが軒並み中止になっているが、この教室はどうしますかと電話があった。
この教室は警察の方の協力なしで成立しないので、今回は中止にした。問題はこの教室の予約を受けていないので、中止をどう周知徹底させるかだ。
博物館と自転車ひろばに中止の張り紙をしたほか、この教室に参加して下さいとチラシを作って乗り方を教える教室の参加者に配布していたので、その方々に電話を入れた。当館のホームページでも中止をWhat’newで掲示した。
イベントを実施するのは準備が大変だが、中止の告知を徹底することは非常に難しい。いつもは雨が降らないよう願ってイベントを計画しているが、今回は雨が降ってほしいと思いました。


今週の当館の展示車の紹介は、昭和34年に現在の天皇、皇后両陛下が御成婚の時に、日本の自転車産業の技術の粋を集結して作り、献上された自転車です。合計8セット作られ、1セットが献上され、残り7セットは全国のデパートなどで巡回展示された。そのうちの1セットを寄贈されたので展示している。
(2)通勤サイクリング
最近は天候に恵まれ、毎日快調に走っている。ただこの時期は暑くなったり、涼しくなったり、昼間と朝夕の気温の変化が激しい。自転車に乗るということは、こうした変化を受け入れ、対応を自分なりに考えて、気持ちいいと感じられるように服装を用意する必要がある。私の場合は、堺市の南に位置する泉北ニュータウンンの丘の上から下り坂を走る事から始まる。半袖もしくは長袖ウィンドブレーカーを着用する。場合によっては、ショートパンツから下の太ももと膝、脛をカバーするレッグウォーマーなども使っている。
走り出して、汗を感じるまでに暑いと感じると、信号待ちを利用してウィンドブレーカーを脱いで、ジャージーの後ろポケットに押込む。場合によっては、歩道に上がってレッグウォーマーを脱ぐ。面倒だと思うこともあるが、暑いのを我慢して走るのとを比べる事で判断している。あせらず余裕を持って安全第一に走りましょう。
(3)新刊の紹介
昨年から執筆をし、2回の撮影を行っていた私の3冊目の本が、来月上旬には書店に並ぶ予定だ。タイトルは「自転車で健康になる」日本経済新聞出版社刊で、1,500円プラス消費税です。
最近自転車に乗る人が急増していて、その主な理由は「健康」だと思う。自転車に乗るとなぜ健康維持に役立つのか、歩きと自転車との違いは何か?メタボ解消に効果的な乗り方とは?この部分についての研究の第一人者である名古屋市立大学の高石准教授に執筆していただき、私は快適で安全な自転車ライフの過ごし方等について執筆しました。(中村博司)
