2010年01月30日

★2010年1月第5週

[ 1月31日 冬の終りを彩る蝋梅(ろうばい)と水仙が美しい]
(1)博物館便り
先週に引続き講演依頼が来た。今回の依頼は地元の警察署の依頼で、自転車と健康についての講演を約1時間の予定で行うことになった。
警察関係者も若い頃は柔道や剣道を熱心にやるが、中年になるとあまり稽古をしなくなる人が多くなり、いわゆるメタボ予備軍の人も増えているとの事だ。
話の内容は、自転車がいかに有効な有酸素運動であり、楽しく効果の高い運動が出来るかということ、を説明したい。また自転車通勤を強く勧めたいと考えている。軽車両である自転車で堂々と車道を走って下さいと話したいと考えている。
<今週の展示車>
今回の紹介で当館2階の「歴史と技術のフロア」における展示車は終了する。このフロアでは自転車の発達を5段階に分けて見せている。
@「地面を蹴った」ドライジーネ A「地面から足が離れた」ミショー型ボーンシェーカー B「より速く」オーディナリー C「より安全に」セイフティ D「より快適に」コンフォート
と自転車は進化を重ねてきたのである。これは2007年に作られた自動変速、自動サスペンション機能を備えたコンフォートバイクである。
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(2)通勤サイクリング
先週は雨の日があり、ヘルメットにホテルで備付けされているシャワーキャップをかぶせてみた。サンバイザー付ヘルメットにピッタリのサイズで、頭が濡れなくて良かった。ただ耳あて付キャップをかぶっていたので、少々暑く感じました。お試しあれ。
来週2月4日は立春で、春の到来とすれば、今週は冬の終りの一週間ということになる。
この冬の終りに咲くのが蝋梅(ろうばい)である。
蝋梅は甘い香りのする花で、裸のままの枝に蝋のような半透明の花を咲かせる。中国原産の植物の中で比較的遅く、江戸初期に渡来したとのことだ。

10.1-5-2.jpg私の家の庭に咲く蝋梅です。
冬の終りに咲く花として水仙も白く美しい花を咲かせる。
この水仙は地中海沿岸を原産として、シルクロードを通って日本に渡来したものだ。一部は野生化して越前海岸、房総半島、淡路島に群生地がある。いかにも日本的な花なので、日本の花と私も思い込んでいました。(中村博司)

10.1-5-1.jpg私の家の庭に咲く水仙です。

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2010年01月23日

★2010年1月第4週

[ 1月24日 大寒の日に春の陽気]
(1)博物館便り
先週は堺市文化振興財団から文化講座の講師を打診された。
当館から3km程南にある堺市西区役所に隣接するウエスティ(西文化館)の定例文化講座に、最近の自転車人気に対応した講座を設けてはどうかとのアイデアが出て、担当者から打診があったのだ。一応会場も見て内容を考えたいと思い訪問してきた。
多分市民の方の関心は、自転車を使ってのメタボ解消やシェイプアップに集中すると思うが、これでは文化講座にならない。そこで「自転車でめぐる堺の歴史━自転車でメタボ解消」といったタイトルで募集をかけ、1回目は座学、2回目は自転車を使って、堺の自転車産業のルーツとなる古墳と鉄砲関連史跡を回る自転車散歩といった内容にしようという事になった。
開催時期は5月の土曜日を考え、80名程度募集する予定だ。座学は1回だが、参加人数が多い時は20人ごとに分割して史跡めぐりの自転車散歩を行う予定だ。詳しくは募集要項が確定してから掲示したい。
<今回の展示車>
2006年にパナソニック サイクルテック(ナショナル自転車)が作ったガチャリンコというモデルである。施錠すると、サドルが下に傾くと同時に自転車を立てるスタンドも固定される。BAA〔(社)自転車協会の安全基準適合車〕で、安全で長持ちする自転車である。
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(2)通勤サイクリング
1週間前の冷え込みから一転して春の陽気になった。特に1月20日は気温が上昇し、春の陽気になった。
実は1月20日は「大寒」の日にあたり、冬の間で最も寒さが厳しいとされる日であった。
「大寒」とは二十四節気の1つで、1月5日の「小寒」、1月20日の「大寒」、2月4日の「立春」と順に春に向かっていく。
寒い日でも防寒対策を十分にして走っているので、我慢して走っているわけではない。しかし暖かければ薄着して軽快に走れるので走っていても楽しい。早く春が来ないかと思っているが、あと1ヶ月少々で3月になる。3月になれば寒さは確実に緩む。
3月6日に啓蟄(けいちつ)を迎える。冬篭りの虫が春暖につられて這い出る頃という意味だ。
雪国で自転車通勤を中断していた人達も、そろそろ自転車の通勤に備えて自転車の整備をする時期が来る。(中村博司)
10.1-4.jpg正月に大和川の堤防で見た。ゆりかもめ、みやこどりと呼ばれる渡り鳥。
北の寒冷地から冬に暖地の沿岸に集団で渡ってくる。

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2010年01月16日

★2010年1月第3週 

[ 1月17日 ヨーロッパの懐かしい友から便りが届いた。]
(1)博物館便り

先週は堺の産業と文化の関係を考える機会があった。
12月3日に大阪府立大学での講演内容をフォーラム堺学16集として出版するために、テープから原稿にしたものが年末に届いた。その時に堺の産業と文化についてもう少し加筆してほしいと依頼があり、この分野に詳しい前堺市博物館館長の角山栄氏にお話をお伺いしたのである。
戦国時代に伝来した火縄銃を堺商人は大量生産するのに成功したが、たぶん分業による生産が行われていたと角山氏は考えている。世界の分業の開始は19世紀中頃でのアメリカのマニファクチャリングが最初というのが定説であり、証明できれば堺の先進性が明らかにできるのです。
また機会を改めてこのことは書きたいと思います。
<今週の展示車>
2003年に台湾で作られたジャイアント社のMR−4という細い24インチの車輪を装着したドロップハンドルの折畳車です。本格的スポーツ車でありながら、折畳車というのは大変珍しいモデルと言えます。
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(2)通勤サイクリング
毎日迷惑メールが私にも届く。毎朝のメールをチェックしていたら、初めは英語表示で迷惑メールかと思ったが、何と懐かしい名前だった。
1973年のベルギーのフランドリアチームのマッサージ師ヨセフ・ドント氏からだった。彼とはツールをはじめ各地のレースに2カ月以上寝食を共にしたことがある。彼には2007年に再会していて、私のアドレスの入った名刺を渡していた。
何事かと見ると、昨年8月29日にスイスで行われたUCI世界選手権の年齢別のレースで3位に入った時の表彰式の写真も添付されていた。距離は39.998kmで11%の上り坂も含まれているような事が書かれていた。彼はアマチュア時代はロードスプリンターとして活躍していたが、今も頑張っている。すぐ私もおめでとうと返信すると共に私のレース写真も送り2008年のマスターズのレースで4位に入賞した事も書き添えた。
その数日後、今度はフランスのシマノの販売会社で働くデスプレツ氏からメールが届いた。彼は1980年代にベルナール・イノーやグレッグレモンが所属したラ・ビ・クレールチームのメカニックで、1990年の日本での世界選手権に手伝いに来てくれて以来の友人だ。
当館のウェブサイトのアドレスを問い合わせるメールだった。本当に懐かしい欧州の友人からの連絡に接し、今年中に何とか時間を作り、ヨーロッパへ行きたくなりました。
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右端の黒いジャージーを着用し、3位の表彰を受けるドント氏

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2010年01月09日

★2010年1月第2週 

[ 1月10日 天気に良い悪いはない。天気に合った服を着ることが大事だ。]
(1)博物館便り
1月5日(火)より開館したが、寒さが厳しく入館者は少ない。
そんなわけで、12月上旬に大阪府立大学で講演したスピーチを文章化したものが製本される前に、書き直し作業を行ったり、今年のイベントスケジュールを考えたりしています。その他6月に発売予定の八重洲出版の「大人のサイクリングビギナーズ」改訂版の構想を考えるなど、ゆっくりする時間がない・・・どちらかというとお尻に火がついた状況です。
4月からの特別展もそろそろ決めて展示車を集めることも必要です。
<今週の展示車>
1987年にイギリスで作られたリカンベント、ウィンドチータです。
アルミのパイプフレームにシートはカーボンで出来ているようで、とても軽い。たぶん15kg位しかありません。
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(2)通勤サイクリング
今年の元旦は寒かったが、新しいマウンテンバイクに乗りたくて1月の健康サイクリングの下見も兼ねて30km程も走ってきた。
天野街道の側にある青賀原神社に参拝した。
平安時代の後期には創建された歴史を持つが目立った場所になく、地域の氏神様として大切にされてきた。昨年のサイクリングイベントの安全に感謝し、今年の安全開催を祈願しました。新しいマウンテンバイクはフルサスペンションだが、サスペンションをロックする機能も装備する。DEOREXTを装着した最新鋭のマウンテンバイクで1月〜3月に予定しているマウンテンバイクツーリングイベントで参加者にお披露目し、走るつもりだ。
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最新鋭のマウンテンバイクです。

1月6日の日経新聞に「温故知新のエコライフ」というコラムがあり、佐光紀子さんという方が書いている。記事を紹介すると『そういえば、スウェーデンのホームステイ先の先生は、気温が0度以下の日も自転車通勤をしていました。「道路が凍結していても、スパイクタイヤなら滑らないし、防寒対策をしっかりすれば寒くない」と言い切るのです。寒がりの私には、考えられません。そこで「お天気が悪いときはどうするんですか。さすがに自転車は無理でしょう」と尋ねると、今度は奥さんが言いました。「いいこと?天気によい悪いなんてないのよ。よい悪いがあるのは服の着方。その日の天気にあった服を着ないと、寒かったり、ずぶぬれになったりするわね』
北欧の人の考え方が分かって納得しました。確かに天気に良し悪しはないのです。太陽の恵みを受ける晴天も水の恵みを受ける雨天も、動物と植物という生物には必要な天気なのです。雨天対策と共に防寒対策さえすれば雨天も快適、冬も寒くないのです。私も勇気をもらいました。(中村博司)

posted by bikemuse at 11:06| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年01月05日

★2010年1月第1週

[ 1月3日 今年の5つの目標]
(1)博物館便り
昨年末に、従来にあまりなかった依頼が来た。
1つは大学生のグループで、自転車の科学を学ぶ見学である。19世紀に自転車産業が生み出したラック&ピニオンのステアリングやディファレンシャルギア、4WSの構造など、クラシック三輪車の実物の前で説明した。(詳しく知りたい方は、ご来館の上、自分の目で確認いただきたく思います。)
10.1-1-1.jpgラック&ピニオンノステアリングシステム
もう1つは地元の高校の先生が、堺の自転車の歴史などをもっと知って欲しいのと、自転車の仕組みについて1時間ずつ博物館内で授業を来年3年頃にしてほしいとの依頼だった。
基本的に当博物館に来館する団体は小学生3〜4年生が多いのだが、高校や大学の先生方も自転車に関心を持っていただくようになった。嬉しいことである。
<今週の展示車>
1964年頃に作られたサイクリング車である。
この年の東京オリンピックに向けてスポーツ車の研究が進み、第2次サイクリングブームが起こった。当時日本のサイクリング車をリードしていた光風自転車が作ったケンコー号だ。
生活習慣病という意識のない時代にケンコー号と名付けた先進性を感じる。10.1-1.jpg
(2)通勤サイクリング
年始にあたり5つの目標を立てた。
この年になると大きな夢を語ることはできないが、自分で出来ることを見極めて、そこに力を集中させることで実現可能な目標を設定することは可能だ。出来なければ、その理由を検討し、再度チャレンジすればよいのである。
@博物館資料の整理は完成車から部品中心に進める。部品点数は完成車の100倍以上になるので、1年で終わるとは思えないが、整理とデータ蓄積の手法を確立したいと考えている。
A入館者2010年10万人を目標にここ数年努力してきたが、達成は困難な状況だ。2〜3年目標達成はずれ込むことになる。再度9万人を目標としたい。
B今年は2007年に出した「大人のサイクリングビギナーズ」の改訂版を出す予定だが、さらに分かりやすく、レベルアップした内容にして自転車入門書の決定版とも言えるものにしたい。
C自転車の有効活用が日本以外でも急速に進んでいる。2007年以来海外に出ていないので、今年は一度時間を作って体験視察をしたいと考えている。
Dレース活動については、2009年は反省点が多かった。 2010年はどんなレースに参加するかは未定だが、練習を積み自分で納得できる走りをしたい。
以上私の目標である。(中村博司)
posted by bikemuse at 13:02| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする