2010年04月24日

★2010年4月第4週 

[ 4月25日 人間ドックを受けました。全く何の問題もなかった。]
(1)博物館便り

知的障害を持つ高校生くらいの子供達が通う「大阪府立泉北高等支援学校」からの依頼で、自転車の安全講習を行った。
2003年から始めたので、今回で8回目になる。新入生が入ってきて、自転車通学をしたい子供達の安全を守るために講習をしてほしいとの依頼があったのだ。今回も13人の子供達と6人の先生方に教習を行った。
@自転車の安全点検は自転車の掃除の方法を教えることから始めた。掃除をすることで、故障を未然に防ぐことが出来るし、反射板やランプも明るく反射し安全確保に役立つのだ。チェンに注油し、タイヤに空気を入れ、ブレーキの効き、ハンドルやサドルの固定を確認する方法を教えた。
A交通ルールについては、パンフレットを使い、一昨年の交通ルール改正を含めたパンフレットを使用して説明した。自転車のルール違反にも罰金があり、飲酒運転には100万円の罰金が科せられる話もした。
B安全な乗車テクニックとして、コーナーの手前で自転車がまっすぐ走っている時に十分スピードを落としてコーナーに入り、コーナーの外側のペダルに体重をかけるとスムーズに走れること、歩道を走っている時、歩行者に対しては「おはようございます」と挨拶をして、道を譲ってもらったら、「ありがとうございました」と御礼を言いう事を教えた。
また、雨の日は傘をさすのではなく、黄色やオレンジといった明るいレインコート、カッパ を着用する。ヘルメットを使うなど、アドバイスをした。
<今週の展示車>
前々回は日本の街の自転車ライフを提案する自転車を2種類、前回はオランダの運河沿いを走るカップルの男女用の自転車を紹介した。今回はアメリカのカリフォルニアの海岸をゆっくり走るイメージの自転車である。
3段の内装式の自動変速装置とペタルを逆転させると効くコースターブレーキを装備している。
10.4-4.jpg
(2)通勤サイクリング
先週は年に1回の半日コースの人間ドックの検査を受けた。毎日の自転車通勤、適切な食事、タバコは吸わず、酒も適量にしていることもあり何の問題もなかった。血圧は上が92しかないが、朝が起きられないということは全くない。腹囲は78cmから74cmに減少したが、体脂肪率は昨年の11%から14%に増加した。これは適正値の下限でもある。このあたりの変化は医師にも説明がつかないようで、検査の誤差の範囲のようだ。このままの生活を続けて下さいとの事であった。
3)新刊の紹介
チクリッシモ18号が4月20日に発売された。砂田弓弦氏の迫力と美しい写真は何回見ても価値があります。
表紙は昨年ツールを完走し、今年のジロ・デ・イタリア出場が決まった新城選手です。(中村博司)

10.4-4-1.jpg
posted by bikemuse at 16:31| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年04月17日

★2010年4月第3週

[ 4月18日 自転車博物館は開館18周年を迎えました。]
(1)博物館便り
1992年4月18日に当館は開館した。その前日に関係者を招いて記念のセレモニーを行った。私は展示車の説明係を担当した。
私は当時シマノの宣伝課にいた。1991年に博物館の建設が始まり、私は先代の館長と事務局長より「博物館をオープンするので展示とイベントを手伝ってほしい」との要請を受けた。
私が自転車の専門知識を持ち、宣伝の仕事をしているので展示も任せられると判断したようだ。
2階にクラシック自転車を展示する事は決まっていた。しかし3階は全くの白紙だった。当時はマウンテンバイクのブームでマウンテンバイクを並べるようなアイデアしかなかったようだ。私は自転車の魅力をどう伝えるかを考え、3つのテーマを作った。「人にやさしい自転車」「地球にやさしい自転車」「自転車のしくみをわかりやすく見せる」である。この基本は今も変わらない。いろいろな人に展示のアイデアを聞き、具体的な展示を考えていった。
「人にやさしい自転車」としてスポーツ、レクリエーション目的の自転車としてロードレーサー、マウンテンバイク・ツーリング車等を展示した。
「地球にやさしい自転車」として世界の街を走る自転車を集めた。スウェーデンの雪上郵便配達車や中国の実用車を送ってもらった。シンガポールのシマノの工場の方に依頼して、自転車タクシーを送ってもらったりもした。そして今年の特別展示のテーマが、世界の自然と街の中を走る自転車である。私の考えに変化=進化はないかもしれないが、18年前から収蔵する自転車は約150台から300台に増えた。それだけ情報を発信する道具=手段が増えたとも言える。
展示の厚みも増えたようで、近年増加している堺市に観光に来られ、たまたま当館を訪問した方々は、当館の充実した展示に驚いていると観光ボランティアの方からも聞く。
博物館学的に言うと、こうした現物資料を一次資料と呼ぶ。これを調査し、写真を撮って、説明文を作られたものが二次資料である。一次資料を見せるだけでなく、二次資料の作成に力を注ぎ自転車の魅力をもっと多くの人に知ってもらい、自転車を活用した生活を提案するために・・・やるべき事は多い。
私も博物館に出向して14年になった。
<今週の展示車>
先週に紹介したオランダの最高級コンフォートバイクの女性用である。この自転車のカタログには60歳代の夫婦が運河沿いを走るイメージ写真が使われ、こうしたライフスタイルと紹介し、推奨している。
10.4-3.jpg
(2)通勤サイクリング
桜の季節も関西は終った。通勤ジャージーもそろそろ半パンツを着用しても良い気候に変わりつつあるので、休みに自宅の整理タンスの通勤ジャージーを春用に入替えたら、また冬の気候に逆戻り。この季節のウェアは難しい。
話は全く変わるが、欧州プロロードレースの事を書いてみたい。
今は春のクラシックレースの季節だ。私も自宅のケーブルTVのライブ映像を見た。先々週のロンド、先週のパリ=ルーベもカンチェラーラが連勝し、ボーネンが敗れた。
今のカンチェラーラにはロードレースの常識が通用しない強さを持っている。通常ロードレースは実力プラス運がないと勝てないと言われる。しかしこの2レースを見る限り、カンチェラーラの強さは他の選手を圧倒していた。
インターネットの「サイクリングタイム」の情報にはレース解説が掲示され、パリ ━ ルーベでカンチュラーラはボーネンが集団の後方へ下ったタイミングをついてアタックをかけた。あるいはカンチュラーラによればアタックではなく、「ちょっと加速したら急に50m程差がついた。その勢いのまま走って、振り返ったらいつもの間にか自分が単独でリードしていた」と偶発的な出来事だったことを明らかにしていた。こんな一流レースと比べると、私事で恐縮ではあるが、私も同じような経験をしたことがある。1970年の全日本アマチュアロードである。日本CSC5kmコースだった。トップ集団の前で他の選手のアタックを何度かつぶしていたが、12%の登りで何気なく先頭に出て走ったら急に50mの差がついた。まだ4周半20km以上ゴールまであったが、そのまま逃げ切った。
カンチュラーラの強さに対抗するためボーネンは地元のパーヴェ区間で何度もアタックをかけた。カンチュラーラは我慢して追いかけた。そして我慢の限界に達したころ、ボーネンが集団の後方へ下がると、集団のスピードが落ちる。そしてカンチュラーラの脚が、遅いスピードにしびれを切らすように自分のペースで走ったら、他の選手が遅れてしまったのだろう。
私は強い選手という程の成績は残していないが、私にとって1年に1度の最高に調子の良い日があの日のレースだった。カンチュラーラが私と同じ人間とは思わない。スーパーマンの中のスーパーマンだと思うが、絶好調はそう長くは続かない。本場のレースはそんなに甘いものではないと私は思う。(中村博司)
10.4-3-1.jpg
本場欧州プロレースを走る別府選手のレーサー。北京オリンピックとクラシックレース”パリ ━ ツール”を走ったものを展示中だ。
posted by bikemuse at 12:29| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年04月10日

★2010年4月第2週 

[ 4月11日 タイヤの劣化に効く特効薬]
(1)博物館便り
先週は家を出て1km位走ったところで急に前輪のタイヤがぺっちゃんこである。
家を出てすぐのバス通りは交通量が多く車のスピードも速いので、裏道の泉北ニュータウンに多くある緑道を走っている。ただ舗装されていない部分もあるが、走り慣れた道なのでスイスイと走っていて・・・・何かを踏んでしまったようだ。
タイヤを外し、タイヤの内側を注意深く調べたが、刺さっているものはない。スペアチューブに交換し、携帯のポンプで空気を入れた。このタイヤもかなり走っているので交換時期かもしれない。タイヤの表面に細かいヒビ割れが入っている。タイヤのゴムが劣化しているのだ。一度自動車の用品店などで売っている天然ゴムの保護材「アーマーオール」を試してみよう。
実は博物館の古い自転車のタイヤの補修によく使っているのだ。ゴムの再生効果があるようだが、この対策をしたタイヤで実際に走ったことはない。タイヤのグリップ性能はどうか・・・。この結果はまた報告したい。
<今週の展示車>
2007年にヨーロッパへ出張し、オランダのバタバス社を訪問した。
当館のクラシック自転車を3台無償で貸し出すことを約束した時、バタバス社より欲しい自転車があればと言われて、オランダの自転車ライフを紹介する車種としてロイヤルクラスという最高級のコンフォートバイク2台をいただいたのである。
10.4-2.jpg
(2)通勤サイクリング
今回の走る話は博物館便りに書いたので、環境関係の話をする。今話題のLED電球を初めて購入した。
電気代が安くなり、長時間使えるメリットがあるとは言え、電球としては大変高価な買い物である。買うタイミングを考えていたら、家電量販店のDMに割引価格が掲示され、2,500円を下回る価格なので購入してみた。
60ワット級の明るさなのに消費電力は4.6ワットとあり、消費電力は白熱球の13分の1ですむという事なのだろう。
スイッチを入れると明るくなるのに時間がかかる電球型蛍光灯よりも使い勝手も良い。ただ電球の寿命が4万時間である。毎日4時間、年間300日使っても33年間使える。私はもうすぐ62歳だから、95歳を越えても使えるのか。
発電するためには化石燃料や廃棄物の処理が心配な原子力発電が必要だ。環境のためLED電球を使うのに異存はないが、寿命が短くてもいいから、その分コストダウンして普及する価格にしてもらえればありがたいと思う。(中村博司 )

10.4-2-1.jpg

posted by bikemuse at 14:30| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年04月03日

★2010年4月第1週

[ 4月4日 毎年1回の展示変更、「特別展]を入替えした]
(1)博物館便り

4月1日から特別展示を変更した。3月までは、昨年からツアー・オブ・ジャパンの堺ステージが当館のある大仙公園の周りを走るコースに変更になったので、「ロードレーサーの歴史」という内容にしていた。
早く走るためにさまざまな工夫を重ねてきたロードレースの改良を一望できるものだった。
今春からは「世界の自然と街の中を走る自転車」というテーマで12台の自転車を展示することにした。
自転車はそれぞれの国の気候、風土、文化の中で独自に進化し、その時代に必要とされる自転車が誕生し、次の時代にはさらに進化した新しい自転車が生まれる。自転車の発展とはそんな歴史であると思う。カリフォルニアの自然が生んだマウンテンバイク、平坦な国土で生まれた自転車王国オランダのダッチバイク、自転車レースが美しいレーサーを生み出したイタリアなど・・・、それぞれのお国柄があるのです。
<今週の展示車>
20インチの車輪を使う小径車で、内装8段の自動変速装置を装備したルイガノのクロスバイクである。2007年の大改装の時に購入したものだ。
10.4-1-1.jpg
(2)通勤サイクリング
先週は桜が咲いて、暖かい春を走れると期待したら、この時期としては冷え込んだ。関西でも北の方は雪が降ったが、堺は温暖な地であり、雪は降らなかったが風は冷たく冬用の手袋に逆戻りした。その分花粉も少なく、私の体調は良い。逆に考えれば今年の桜は長く楽しむことができると言える。
3月の私の走行距離は620km程だった。年間8,000km走るには毎月680km走る事が必要で、少し足りない。4月に入って時間に余裕が出来たら一度遠出をしたいものだ。
(3)新刊のお知らせ
昨年12月に大阪府大で講演した内容を掲載した、フォーラム堺学16集が発行された。私の「日本の自転車首都を目指して」の他に、3つの講演が掲載されています。ただ堺市内の書店でのみ販売されます。
購入希望の方は当館へメールかFAXでお問合わせ下さい。(中村博司)
10.4-1.jpg

posted by bikemuse at 12:11| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする