(1)博物館便り
今年4月堺浜にオープンしたJリーグナショナルトレーニングセンターへ行ってきた。地域に住む自転車のまちづくり市民の会のメンバーに案内してもらった。私がサッカーをするわけではない。トレーニングセンターの回りに作られたサイクリングコースを確認し、堺市自転車地図で紹介するためだ。また隣接するショッピングセンターや、シャープの液晶パネル、太陽光発電の工場の回りにもサイクリング自転車コース(約2.5km)が出来る話も聞いていたので走ってきた。
トレーニングセンターの周回コースは鮮やかなブルーに塗られ、この日は天気にも恵まれ楽しめた。
堺市はこうした施設や遊歩道を作る時は自転車の通行を考えるようになった事はうれしいことではある。残念ながら実際に自転車が多く通行する市内の生活道路にこうした自転車レーンは未だ見たことが無い。
私が1999年8月に当時の幡谷市長あてに「市長への手紙」を書き自転車のまちづくりを提言して12年になる。少しずつ夢は現実に向かって進んでいる部分と、日暮て道遠しと感じる部分がある。5月24日のNHKクローズアップ現代で「ハイチのマザーテレサ」と呼ばれる医師で修道女の須藤さんは、結核を撲滅するためハイチにわたって35年程だ。結核の原因には貧困が有り、貧困をなくすため農業学校の開設をしようとしている。ハイチの大地震、83歳という高齢のため引退を考えないのかという質問に対し、須藤さんは「職業に引退はある。しかしこれは私の生き方なので引退はない」とおっしゃっていた。同感です。
私も自転車は生き方です。その一つの活動が自転車のまちづくりです。
<今週の展示車>
ミキハウスで働く坂本 達氏が1995年9月から1999年12月まで55,000kmの世界一周自転車旅行をしたが、その前半に使用した自転車だ。

(2)通勤サイクリング
先週までの暖かさとは全く異なり雨と低温の中を走っている。夕暮れ時に雨が降る中を走るのは好まないので、小雨になるのを待って走る。4月も雨天が多く500km強しか走っていないので、今月は遠回りをして30km走って帰ることが多い。ただ夕方は自動車から自転車が発見しにくい時刻なので、泉北ニュータウンの遊歩道を走る。ライトで明るく照らし、アップダウンのある道も安全な上り坂だけ全力で走る。
健康のために走るだけなら全力で走る必要はないのだが、秋にはマスターズとツール・ド・おきなわに出場を計画している。脚力の向上志向・・・これも私の生き方です。
(3)新刊の紹介
「イタリアンロードバイク&パーツブランド大辞典」6月10日の発売日だが、1200円+税でエイムックから発売されている。84のイタリアンブランドが紹介され、私の使ったことがあるブランドは20弱程あった。
私も訪問したことがあるギザッロ教会も紹介されている。(中村博司)
