2010年07月24日

★2010年7月第4週

[ 7月25日 「大人のための自転車入門」ロングセラーになりました。]
(1)博物館便り
7月中旬にNPO「観濠クルーズSakai」の総会を受入れた。
総会といっても、大半の時間を当館の見学と堺の自転車について1時間程度講演をしてほしいとの依頼である。自転車の可能性、魅力について知ってもらえると考えて受入れたのだ。
観濠クルーズは真夏の7・8月は休止するが、3月末から11月末まで環濠都市堺を観光船を使って、週末の土曜・日曜日に運行している。料金は1000円だ。乗船時間は50分程で南海堺駅近くの乗船場から乗込んで、今は内川と呼ばれる環濠と旧堺港を通って木製灯台を巡る。
メンバーはボランティアで、お手伝いというより本人の趣味として考えている。講演の内容は昨年12月に「フォーラム堺学」で行った「日本の自転車文化首都を目指して」のパワーポイントを使って行った。参加者は27人で、熱心に講演を聞いて館内を見学してもらった。
堺の魅力を高めよう、もっと堺を良くしたいという目標を共有する団体とはもっと交流を深めたいと思う。
<今週の展示車>
従来の車輪のタイヤに接触させてダイナモを回して発電する方法と、前ハブにダイナモを内蔵したハブダイナモとの抵抗の大きさを比較する体験展示車だ。ハブダイナモは従来型より摩擦による音や熱といったエネルギーロスがなく、軽く回ります。
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(2)健康サイクリング
梅雨が明けて陽射しが肌を刺すように感じる。これからは強い太陽光に備える装備が重要になる。フロントバイザー付のヘルメットは目に入る直射日光を防いでくれる。
私は信号が変わるのを早く発見するため、歩行者用信号を確認する。そのための近眼用眼鏡にはUVコーティングをしている。日焼けを防ぐアームウォーマーを着用して走る。帰りは日没後に走ると涼しい。
話は変わるが、5年前に出版した日経新聞出版社の「大人のための自転車入門」が9回目の印刷をすることになったと連絡があり、9刷の見本が2冊送られてきた。嬉しいことである。10回の印刷があるのか・・・ないのか・・・。楽しみです。(中村博司)
10.7-4-1.jpg「大人のための自転車入門」 7月13日9刷とある。

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2010年07月17日

★2010年7月第3週

[ 7月18日 ツール・ド・フランスが始まり選手の転倒が多い。実は私も・・・。]
(1)博物館便り

先週に続いて堺の自転車のまちづくりの会議に出席した。2003年1月に設立された「堺自転車環境共生まちづくり企画運営委員会」の副委員長として活動しているのだ。
委員長は大阪大学の新田教授、もう一人の副委員長は堺市の自転車のまちづくり推進室の室長である。まず「自転車のまちづくり・市民の会」の活動報告、自転車総合学習プログラムの活動報告があった。市民の会はマナーアップとマップ作りでコツコツと実績を積み上げている。総合学習はゆとり教育の見直しで授業時間が少なく、正規の授業でなく「学童保育」と呼ばれる放課後授業で行われている。続いて平成21年度の事業報告と収支決算報告、平成22年度の事業計画と予算を承認した。
堺市の他の部局での活動はおおむね低調だが、最後に先週の日記で報告したコミュニティサイクルと自転車走行環境整備事業の報告があった。走行環境整備といっても、幅の広い歩道の一部、路側帯の一部にブルーの塗装を行うのが中心だ。本格的自転車道も北区役所前に建設中だが、12月に完成予定で長さは1kmにも満たない。また人材育成を目的として、自転車アカデミーも始動する。少しずつ事業が進んでいるのは間違いないし、この委員会もここ数年は年間1回しか開かれていなかったが、今後は2〜3回開くとの事だ。いつか胸をはって自転車のまちづくりを語れる日が来るのを信じて努力を重ねたい。
<今週の展示車>
ブレーキの仕組みを理解してもらうための実演台である。両サイドにあるハンドルの台にあるボタンを押すと車輪がモーターで回り出し、マウンテンバイクとロードバイクのブレーキを操作するのだ。
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(2)健康サイクリング
久しぶりに転倒してしまった。日没後に博物館を出てある赤信号で停止。その次の信号を右折するので、右折して右の幅2m以上ある歩道をゆっくり走った。向こうからママチャリのおじさんが来るので、左端に避ける。お店の看板も出ているが、自転車がすれ違うだけの余裕があるので進んだ。突然ママチャリが歩道中央に出てきたのでぶつかると思い、左側へ逃げた。気がつくと左側にあった看板にぶつかって転倒していた、ということだ。
スピードは10km位しか出していなかったが、半袖、半パンツで転倒したので、左膝と左肘にスリ傷が出来ていた。
歩行者とママチャリは予期せぬ動きをする。解っていたはずだが・・・反省しきりである。
ママチャリのおじさんは何の被害もなく・・・。私の通勤ロードの後輪はスポークが1本折れて、やむなく後ブレーキのクイックを解除しても車輪がブレーキシューに接触するが走れないことはないので、帰途についた。
歩道は危険がいっぱい。自転車は車道を走るものである・・・再認識しました。(中村博司)

(3)新刊の紹介
えい出版から7月10日に発売された「ロードバイク進化論」
著者は仲沢隆氏で、月刊「バイシクルクラブ」誌で連載した「博士の愛した自転車」を再構成して、まとめたものだ。正確な歴史を書きたいという著者の真面目な姿勢を感じる努力作だ。
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2010年07月10日

★2010年7月第2週

[ 7月11日 日本の暑さを涼しく走る工夫をして乗り切ろう。]
(1)博物館便り

堺市が9月から運用を開始するコミュニティサイクルの管理を民間に委託することになり、その業務を担当する民間の業者を選定する委員会に協力している。
堺市がホームページで業務の仕様を公表したプロポーザルに応募した民間業者の企画提案書の書類審査を行う選定委員会に出席した。
私はコミュニティサイクルとは「24時間利用可能な公共交通機関としての自転車」と考えている。今回堺市かが実施するものは、市内の4駅に合計450台の自転車を配置し、4駅でならどこでも返却できるものだ。カードを使って借出すことはできるが、パリのヴェリブのように街中のいたる所にステーションがあるわけではなく、レンタサイクルより多少利便性を向上させたイメージが強い。
応募したのは2社のみで、7月上旬にヒアリングを行って、このシステムの監視運営業務を担当する民間業者を選定する予定だ。
<今週の展示車>
変速機の役割を理解してもらうための実演台だ。博物館用語で「ハンズオン」と言う。体験学習展示とでもいうものだ。左手でハンドルを回すと、クランクが回り、車輪を回転させて右手で変速レバーを操作するのだ。
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(2)通勤サイクリング
関西は梅雨明けが近いようだ。雨はしとしと雨が少なくなり、時折激しく降る夕立が多くなってきた。陰暦6月は「水無月(みなづき)」で陽歴では7月にあたる。梅雨が明けて暑さのために水が無くなる月と呼ぶ事から来たようだ。
いよいよ熱中症対策、日焼け対策をしっかりして走ろう。私も朝と夕方にしか通勤サイクリングをしないが、博物館イベント「健康サイクリング」の7月のテーマは「緑のトンネルを走る」である。
泉北ニュータウンの緑道は日陰率は50%位あるように感じる。涼しいコースである。
日本の夏は暑い。単に気温が高いだけでなく、湿度も高く蒸し暑いのが特徴だ。
「涼しい」というキーワードが日本の夏で最上の恵みである。暑い夏を涼しく走れるよう工夫できるのが、自転車の特長になる。長袖のジャージーをあらかじめ水で濡らして走ってみて下さい。カンカン照りでも涼しいのです。(中村博司)

(3)新刊の紹介
筆者は門岡淳氏で私と同じ東京の港区に本拠を置く、港サイクリングクラブの会員である。潟宴sュータから7月7日に発行された。
門岡氏はサイクルツーリングを40年楽しんできたスキル・ノウハウを惜しみなく提供している。
門岡氏はまたウェブサイト「自転車ツーリング再生計画」「自転車社会学会」「自転車自作研究会」を主催している。
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2010年07月03日

★2010年7月第1週

[ 7月4日 日本は自転車利用の環境整備が一番遅れている。]
(1)博物館便り

先週も書いた地域の博物館施設との交流だが、もう1つは泉州・紀北ミュージアムネットワークという大阪南部を指す泉州地域と和歌山市周辺施設の連携である。主に共同でイベントや展示の情報発信をして、入館者の増加を計るものだ。
現在は「Mネットかわら版」という各館のイベントカレンダーをまとめたパンフレットを年間4回発行している。発行といっても資金もないので、持ち回りで編集する館を決めて、データを各館に配信して各館でコピーして配布するやり方である。また3年に1回程度は参加館を紹介するパンフレットを作り、スタンプラリーを実施している。今回の会合は3月末に締切ったスタンプラリーの抽選を行った。当館は賞品にマウンテンバイク1台を提供していて、7月上旬に当選者のご自宅へ配達に行く。
<今週の展示車>
「どっちが乗りやすい?」と表示のある自転車を2台置いている。
ハンドルのレバーを右手で押し下げ、サドルに体重をかけるとサドルが下がる。腰を浮かせるとサドルが伸びる操作が可能。サドルを適正な高さに合せると乗り易くなる事を体験できる展示車です。
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(2)通勤サイクリング
6月中旬から梅雨に入り、雨天も多かったが、22日間は自転車で通勤して走行距離は846kmだった。1月から6月の6ヶ月間で4,000kmを走るためには、今月は830km走ることが必要だったが、何とか走れた。
7月から暑さは本格化する。日陰の多い泉北ニュータウンの緑道を夕方に少しずつ遠回りして走りたいと考えている。
6月に22日しか走れなかったのは、台湾へ妻と旅行に行ったこともある。旅行会社のツアーで4日間で、台中、台南、高雄、台北を回った。台湾は一度も行った事が無く、台北の故宮博物院は一度見学したいと思っていた。
高雄市は台湾の最南の160万人の都市で、そこでパリのヴェリブと同じシステムと思われるコミュニティサイクルが実施されているのを発見し、驚いた。会員登録した人はICカードで借り出し、30分以内は無料、以降30分ごとに10ニュータイワンドル(約300円位)がカードより引落される仕組みだ。会員でなくても最初の30分は40ドル(1,200円)以降30分ごとに20ドル(600円)でVISA、MASTER、JCBカードで利用できると表示があった。台中や台北では街中でコミュニティサイクルは見つけられなかったが、台北市を流れる淡水河の川口に面した風光明美な八里站には、レンタサイクルが路上に設置されたステーションで半日30ドル(900円)で借り出せて利用できるようだ。
台湾ではサイクリング道路の整備が急ピッチで進んでいる。お隣の韓国も自転車の利用環境整備が進んでいる。
日本が自転車利用の環境整備における最後進国になりつつあることに大きな危機感を持っている。(中村博司)
10.7-1-1.JPG高雄市にあるコミュニティサイクルのステーション市内に50ヶ所もステーションがある本格的システムだ。

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