(1)博物館便り
7月中旬にNPO「観濠クルーズSakai」の総会を受入れた。
総会といっても、大半の時間を当館の見学と堺の自転車について1時間程度講演をしてほしいとの依頼である。自転車の可能性、魅力について知ってもらえると考えて受入れたのだ。
観濠クルーズは真夏の7・8月は休止するが、3月末から11月末まで環濠都市堺を観光船を使って、週末の土曜・日曜日に運行している。料金は1000円だ。乗船時間は50分程で南海堺駅近くの乗船場から乗込んで、今は内川と呼ばれる環濠と旧堺港を通って木製灯台を巡る。
メンバーはボランティアで、お手伝いというより本人の趣味として考えている。講演の内容は昨年12月に「フォーラム堺学」で行った「日本の自転車文化首都を目指して」のパワーポイントを使って行った。参加者は27人で、熱心に講演を聞いて館内を見学してもらった。
堺の魅力を高めよう、もっと堺を良くしたいという目標を共有する団体とはもっと交流を深めたいと思う。
<今週の展示車>
従来の車輪のタイヤに接触させてダイナモを回して発電する方法と、前ハブにダイナモを内蔵したハブダイナモとの抵抗の大きさを比較する体験展示車だ。ハブダイナモは従来型より摩擦による音や熱といったエネルギーロスがなく、軽く回ります。

(2)健康サイクリング
梅雨が明けて陽射しが肌を刺すように感じる。これからは強い太陽光に備える装備が重要になる。フロントバイザー付のヘルメットは目に入る直射日光を防いでくれる。
私は信号が変わるのを早く発見するため、歩行者用信号を確認する。そのための近眼用眼鏡にはUVコーティングをしている。日焼けを防ぐアームウォーマーを着用して走る。帰りは日没後に走ると涼しい。
話は変わるが、5年前に出版した日経新聞出版社の「大人のための自転車入門」が9回目の印刷をすることになったと連絡があり、9刷の見本が2冊送られてきた。嬉しいことである。10回の印刷があるのか・・・ないのか・・・。楽しみです。(中村博司)
