2010年10月30日

★2010年10月第5週

[ 10月31日 雨天と強風の恐れもあり、しまなみ海道は断念]
(1)博物館便り

先週は寂しい出来事があった。私が博物館で事務局長として働くようになって14年が経過するが、私の前任者が亡くなったのである。天寿を全うされたとは言え、当博物館の開館時に職員として仕事された5人の方がこれで全て亡くなったことになる。
思えば製造業であるシマノが畑違いの博物館というサービス業を立ち上げ、社会貢献を目的に活動を開始することは大変な御苦労があったはずだ。その中で私にも協力要請があり、展示やイベントを手伝った。開館時に多くの種がまかれ、私は開館5年目から引継いだ。
私はその種に水を与え、大切に育ててきた。自転車博物館という咲いた花の大きさと美しさは、来館者やイベント参加者に評価してもらえればよい。ただその活動にも歴史がある。この博物館の立ち上げに注がれた先輩方の情熱と努力に改めて感謝してお参りをさせていただいた。
<今週の展示車>
オランダのラボバンクチームが2000年にチームバイクとして使用していたイタリアのコルナゴ社のレーサーである。
2010-5-5.jpgオランダのナショナルカラーであるオレンジを配した塗装をしている
(2)通勤サイクリング
先週26日に大阪で木枯し一号が吹いた。
長袖ジャージー、長パンツはもちろん、ウィンドブレーカも着用して走ったが、汗が出るという感覚は無い。初冬が来たと実感する。今年の冬は寒いようだ。
今月初めに予告した通り、ツール・ド・しものせきのお手伝いをしてきた。天気予報は直前まで晴であったが、当日はスタートから雨になり、45kmのミドルコースの先頭を走る役目を果たしてきた。雨具は用意していたし、ヘルメットには以前紹介したシャワーキャップを着用したので寒くはないが、暖かくもない。暖まろうと思って、時速30〜35kmで走った。ペースが速すぎるとクレームもあり、25km/hにペースダウン。途中エイドステーションでは必ず休憩時間をとって、新米のおにぎりやそばをいただいた。約2時間で走り切り、シャワーを浴び終ったあとは、温かいふぐ鍋をいただいた。毎回参加しているが、地元の方の応援、エイドステーションでの心のこもった地元の名物に舌つづみなど、参加する喜びは大きい。
翌日はしまなみ海道を地元のサイクリスト3人と走る予定をしていたので、雨の状況を確認するため電話した。結果は、雨はともかく前線が接近しており、強風が吹く恐れもあり、今回は中止した方が良いとのことだ。楽しみにしていたが、残念なことになった。次回また計画したいと思う。(中村博司)
10.10-5-1.jpgミドルコースのスタート風景。
青い雨具の方が下関市長で右が私です。


posted by bikemuse at 08:52| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年10月23日

★2010年10月第4週

[ 10月24日 収蔵自転車が脚光をあびる日]
(1)博物館便り

最近自転車の貸出し要請が多くなった。
先週17日(日)に開催された堺まつりのパレードのテーマは、エコロジー&アフィニティー(エコと密接な関係)ということで 〜エコでつながろう〜 がテーマであり、自転車のエコの面をアピールしたい。
歴史のパレードなので、クラシック自転車のレプリカ5台を貸出し、「堺・自転車のまちづくり市民の会」のメンバーが乗ってパレードしてくれた。残念ながら私は、健康サイクリングを奈良の明日香村で開催するので見学出来なかった。
大阪府八尾市立歴史民俗資料館からは「運ぶ −民具に学ぼう!エコな知恵−」という企画展を行うので、物を運ぶ自転車を貸してほしいと要請があった。100年位前の英国ラレー社の大きな前キャリアのついた自転車と大阪のウエルビー車の三輪の運搬車を貸し出すことにした。
当館ではあまり出番のない自転車達が他館で注目を注がれるなら、収蔵車も喜んでくれるだろう。
企画展は来年1月13日(木)から3月28日(月)までだ。展示期間中に私も見学に行こうと思う。
10.10-4.jpg英国ラレー社の大きな前キャリアのついた自転車
<今週の展示車>
ベトナム製のラタンを巻いたファッションサイクルである。約15年前のものだ。安い中国製に対抗してオリジナルな付加価値をつけたようだ。
10.10-4-1.jpg
(2)新刊の紹介
チクリッシモ第21号が八重洲出版から発行された。今回の特集は「旅する戦士たち」である。
選手はトランク一つで世界中のレースに参加している。そのトランクの中身を拝見するものだ。もちろんブエルタ・ア・エスパーニャ、世界選手権での新城、別府、土井の健闘を砂田弓弦氏のすばらしい写真がとらえている。写真もあるが私が面白かったのはカベンディッシュへのインタビューだった。(中村博司)
10.10-4-2.jpg

posted by bikemuse at 14:18| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年10月16日

★2010年10月第3週 

[ 10月17日 自転車で最も気持ちよく走れる季節]
(1)博物館便り
11月に自転車ショーが開催される。11月5〜7日に幕張メッセ、11月13〜14日にインテックス大阪で開かれ、多くの自転車関連のメーカーや輸入商社、自転車の発展に関わる団体も出品する。
大阪では日本経済新聞社がインテックス大阪の国際会議ホールで「自転車型社会デザインを考えるフォーラム2010」を開催するにあたり、パネリストとして要請され出席する。基調講演は13:05分より直木賞作家で自転車を愛用する山本一力さんが行い、14:20〜15:00迄パネルディスカッション「日本らしい自転車社会を実現するために」に出席する。
コーディネーターは健康増進プログラムの宮地元彦氏、パネリストは東京大学の都市工学専攻の大森宣暁氏、国立環境研究所の近藤美則氏と私である。参加希望者は日本経済新聞社クロスメディア大阪営業局へ電話(06−6946−4260)でお問い合わせ下さい。
10.10-3-1.jpg11月14日付、日経新聞大阪本社版に掲載された告知広告
<今週の展示車>
メルセデス・ベンツ社が作ったトレッキングバイクである。ドイツ製らしく丈夫な軽合金製で、車輪のリムの内側には反射材のチューブを張りめぐらしている。
10.10-3.jpg
(2)通勤サイクリング
10月24日(日)はツール・ド・しものせきが開催される。私もこの長距離サイクリングには企画の段階からお手伝い、アドバイスなどをさせていただいた関係で今年もお手伝いする。といっても開会式の行われるグランドに下関市長や地元の交通関係の警察の方と並んで紹介していただき、そのあと130kmを一緒に走らせてもらうというもので、気軽に行けるのが嬉しい。
翌日が月曜日で博物館の休館日になるので、しまなみ海道を走る計画だ。地元の方数人と楽しく走る予定だ。
自転車で最も気持ちよく走れる季節です。大いに楽しみましょう。(中村博司)


posted by bikemuse at 17:18| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年10月09日

★2010年10月第2週 

[ 10月10日 アセアンウィーク歓迎レセプションに出席]
(1)博物館便り
堺は15世紀から17世紀にかけて、日本を代表する貿易港として栄えた歴史がある。その交流は現在のアセアン(東南アジア諸国連合)地域が中心であった。
堺市は市政120周年を迎えた2009年に、アセアンに加盟する10カ国の中からカンボジア、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムの参加を得て開催されたのが「堺・アセアンウィーク」である。
その開催目的はアセアン諸国から日本語を学ぶ大学生を招き、堺市民の家庭にホームステイしてもらい、相互理解と友好の促進を図るものだ。合せてそれらの国のマスメディア関係者を招き、堺を紹介してもらうことで、堺への観光を促進するねらいもある。当然ながら当館も観光スポットの1つとして取材対象になっている。
10月4日(月)にその歓迎レセプションが市内のホテルで行われ出席した。堺市役所の関係者には知り合いが多いが、出席者との面識はない。近くの方に話しかけたらベトナムの大学生のホームステイを受入れている方であった。
マスメディアの人にも話しかけたが、ベトナムのダナンから来ているカメラマンだった。
10月6日にはマスメディア関係者が当館と、体験場である自転車ひろばを取材してくれた。特にフィリピンから来たTVのジャーナリストは若い女性で、自転車が好きだという。TVカメラの前で自転車の歴史を英語で説明したが・・・冷汗が出た。
10.10-2.jpg
市内のホテルで行われた歓迎レセプション。
ホームステイに参加したアセアンの大学生がステージで紹介された。

<今週の展示車>
今年の特別展示の展示車の1台で、スイスの観光レンタサイクル「チーズバイシクル」である。標高の高い鉄道駅で借りて、坂を下りながらスイスの観光を自転車でしてもらう。
スポンサーがチーズの製造の組合で、車体にはチーズのデザインが使われている。
10.10-2-1.jpg
(2)通勤サイクリング
秋が深まり、長パンツと長いシャツを着用して走っているが、走り出す時は良いが、少し走ると暑くなって脱ぎたくなる。しかし長袖シャツの下はTシャツなので・・・。ウェアが難しい季節である。
涼しくなって9月の走行距離は673kmと、まずまず走れた。
今月は10月17日に明日香村で健康サイクリングを開催し、10月24日はツール・ド・しものせきにお手伝いに行き、130kmのロングコースを走る予定なので、たぶん800km以上走る事になるだろう。(中村博司)


posted by bikemuse at 13:48| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年10月03日

★2010年10月第1週

[ 10月3日 雨に降られると体が冷える季節になった。]
(1)博物館便り
先週土曜日は「夏休みこども絵画コンクール」の表彰式を行った。今年は開館以来19回の絵画コンクールで、応募作品は過去最大の34,519作品となった。来年の20回目では35,000作品を越えるのだろう。
この絵画コンクールは子供の個性を伸ばし、自転車の仕組みを知り、人力で動くから自転車が健康や環境保全に役立つことを知ってもらうのを目的に実施している。
一方、同時期に実施している「こんな自転車欲しかってんコンテスト」は論理的思考をコンテストを通して学び、問題解決能力を養うことを目的に実施している。一昨年は487作品、昨年は755作品の応募があり、今年は1,000作品が応募してくれたら・・・と考えていたが、590作品に留まった。今年のテーマが「高齢者が安心して乗れる自転車」であり、子供達には難しいテーマであったかもしれない。審査はこれからだが、多くの子供達が参加してくれるように、対策をしっかり考えていきたい。
<今週の展示車>
最近急速に人気が高まっている電動アシスト自転車は、1993年に発売されたこのヤマハのパスから始まった。時速24kmまでは、人力を加えた分だけモーターがアシストしてくれる仕組みで、25km以上のスピードになればアシストはなくなる。
10.10-1.jpg
(2)通勤サイクリング
朝夕の気温が下り、パンツはショートを使うが、長袖ジャージーを着用している。さらに朝は冷え込んだと感じたらウィンドブレーカーも着用する。
先週は時折雨が降ったので、泥除け付のサイクリング車で走っている。困るのは途中で豪雨になった時だ。家を出る時は小雨だったので油断していたら途中から豪雨になり、路面は水溜まり状態になった。川の中を走っているようだ。久しく掃除していない自転車もきれいになると思いながら博物館にたどり着く。館内に入ると濡れるので、入口でウィンドブレーカー、ジャージー、手袋を順に絞った。よくここまで水を含むことが出来たかと驚いた。
体が少し冷え鼻水が出る。もう夏の雨ではない。しっかりした雨具を泥除け付自転車に備えておくべきだったと反省した。いよいよ10月になった。もうすぐ私の著作が刊行になる。(中村博司)
10.10-1-1.jpg中央のジャージー姿が私で、この本のために撮影を行った時の風景である。もう少し詳しい内容は、また掲載します。

posted by bikemuse at 11:31| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする