『「てつ」の町 堺の秘密を探れ!!』11月9日(土)
歴史街道推進協議会主催の子供向けイベント「てつの町 堺の秘密を探れ!!」が開催されました。
鉄の歴史に支えられて出来上がった「自転車のまち堺」と云う題にて、堺が自転車産地となった歴史・将来に付いての公演を、家族連れの41人(小学生20人)の方々にさせていただきました。
「堺のまち」には鉄に関する不思議がたくさんあります。
「古墳」「刃物」「鉄砲」「自転車」がキーワードです。
堺には4世紀から古墳を造成するための道具用の鉄を加工する高度な技術があり、それが刃物、鉄砲、そして今、世界中の沢山の自転車に装着されている“Made by Sakai”の自転車部品と繋がっています。
江戸時代の町割り(碁盤の目のような東・西・南・北に真っ直ぐ仕切られた道路で形成されている街並)を今も残す「鍛冶の街」堺旧市街。
旧市街は戦災にあいましたが、運よく焼けずに残っている街並があり、現在でも多くの刃物工房や鉄関連の工場があり鍛冶の音がなり響いた往時をしのばせます。
かの“与謝野晶子”も「住之江や 和泉の 街の 七まちの 鍛冶の音きく 菜の花の道」と“鉄のまち堺”を詠っています。
2.サイクリング
『サイクルモード』が開催されました。
今年のサイクルモードも大賑わいだったようです。

憧れの自転車に試乗できることもさることながら、ショー自体も大変華やかで“ワクワク”します。

2013年ツール・ド・フランス優勝車などは、前に立つだけでアドレナリンが脳に降り注ぐようでした。

今回特に新しく人気が集中していたのが、“より速く・より遠くへ・より楽しく”してくれるソフト機材でしょう。
シマノが新しく展開するサイクリストサービスツール“バイクフィッティングシステム”。
自転車は他のスポーツと大きく異なる“機材に乗ってあやつる”があります。
機材をうまく身体を合わせパワーのベクトルを最高効率の方向に発揮しないと、幾ら出力が大きくても、楽に、速くは走れません。
従来、乗り手の勘だけで自転車上の身体の各ポジションを決めていましたが、この新しいツールを使うと身体がどの位置、どの角度、どの場所でどの筋肉を使うと一番楽で大きな力が出せるか、楽に走れるかがコンピュータデータにて確認できる仕組みです。

来春発売だそうですから、私も一番適切な『楽に・速く走れるポジション』を探して貰いたいと思っています。これで、来年の夏はより楽しいサイクリングライフになりそうです。パワーメーターは固定式のものから、走行しながら出力を測れるものなども出てきていて、ショー会場での解説も理論的になり、理論信仰派の方々には一層楽しくなる傾向ですね。



ロードバイク初心者教室も賑わっていて、変速の仕方・ペダリング等を教えてくれていました。

ショー会場ではサイクリングシューズの各モデルの各サイズがメーカーの人が説明してくれながら試し履きができるサービスも好評で多くの方が来られていました。

また、可愛いシティバイク・ヘルメット、新サドルの他、ランドナー系のブースも渋くてよかったです。





ツーリングイベントを企画した各地域の旅行ブースも賑わっていて、楽しく走る・楽しく人と触れ合う機会を用意してくれる各地サイクリングイベントが盛んになることは、とってもサイクリングライフの厚みが増し嬉しいことです。


(長谷部雅幸))